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花咲徳栄 執念の守り勝ち!8点差を追い付かれ延長10回タイブレークの末勝利

スポニチアネックス / 2024年7月25日 5時0分

<西武台・花咲徳栄>9回、西武台・桜井の一ゴロを好捕した花咲徳栄・横山(左)(撮影・松永 柊斗)

 ◇第106回全国高校野球選手権埼玉大会準々決勝 花咲徳栄12―9西武台(2024年7月24日 大宮公園)

 8―8の9回裏2死満塁。絶体絶命のピンチで一塁線へ飛んだ強烈な打球を花咲徳栄の横山翔也(3年)がグラブに収めると、なりふり構わず頭からベースへ飛び込んだ。8点差を追い付かれ、4時間14分にまで及んだ波乱の一戦は、延長10回タイブレークの末に勝利。執念の守備が準決勝進出へつないだ。

 「守備位置を変えるとかはなく、いつも通りの守備をしました」

 相手7番の引っ張った鋭い当たりに、横山は体全体で止めるように低い姿勢でつかみ捕った。「最後はがむしゃらでしたね」。打者のヘッドスライディングよりも少し早く、頭から突っ込んでグラブを一塁ベースに叩きつけた。

 8―0で迎えた7回にコールド勝ちまであと1死から追い上げられ、8回裏途中には雷雨による1時間26分の中断もあった。激闘を終えた横山は「守備で崩れないのが徳栄の強み。そういう部分を見せられた」と泥だらけのユニホームで胸を張った。(村井 樹)

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