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全セ広島・坂倉 史上初!逆転満塁弾 2度目球宴で快挙「初ヒットがこういう形で出てうれしい」 

スポニチアネックス / 2024年7月25日 5時33分

<全セ・全パ2>2回、坂倉(右)は満塁ホームランを放って笑顔(撮影・篠原岳夫)

 ◇マイナビオールスターゲーム2024第2戦 全セ10―16全パ(2024年7月24日 神宮)

 全セ・坂倉の乾いた打球音が響いた。0―2の2回2死満塁。フルカウントから藤井の真ん中高め直球を振り抜いた打球が、バックスクリーンに消えた。

 「いい感じで振り抜けたので良かった。(記録については)打ってから知りました。初ヒットがこういう形で出てうれしい」

 自身2度目の球宴出場で初安打がグランドスラムとなった。球宴の満塁弾は57年ぶり史上3人目で全セでは初、逆転満塁弾は両軍通じて史上初の快挙。マウンドにしゃがみ込んで悔しがった藤井を横目にベースを一周し、コーチとして参加する広島の新井監督からは「シーズンでも頼むぜ」と声をかけられた。

 思わぬ“アシスト”が、敢闘選手賞とマイナビドリーム賞の合計200万円をゲットする一撃を呼んだ。直前の1死満塁から度会が左翼へ大飛球を放ったものの、左足裏炎症から回復途上の三塁走者・サンタナがタッチアップせず。その瞬間は「(バットに)スプレーをふっていた」ために見ていなかったが、「止まってくれたので、いったろうと思った」。犠飛で1点入らなかったことでおいしい場面になった。

 昨年11月の侍ジャパンメンバー選考で井端監督が掲げた一つが「捕手の世代交代」だった。アジアプロ野球チャンピオンシップに向け、オーバーエージ枠で選出。26年のWBC、28年ロサンゼルス五輪などの国際大会もにらんだ上で、侍の正捕手に期待されているのが現在26歳の坂倉だ。

 「結果が出たことは良かった。他球団の人といろんな話をして自分に吸収できることも凄くあった。そこは大きい」。今や野球界で希少となった「打てる捕手」。神宮の杜で、どでかい花火を打ち上げた。 (石崎 祥平)

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