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東洋大姫路が11年ぶり4強 エース坂下漣が熱投113球で2失点完投「少し自信がつきました」

スポニチアネックス / 2024年7月25日 5時33分

<東洋大姫路・神戸国際大付>2失点完投した東洋大姫路・阪下(撮影・井垣 忠夫)

 ◇第106回全国高校野球 兵庫大会準々決勝 東洋大姫路4―2神戸国際大付(2024年7月24日 明石トーカロ)

 第106回全国高校野球選手権(8月7日開幕、甲子園)の地方大会が24日、各地で開催された。兵庫の準々決勝では、東洋大姫路が2013年以来11年ぶりの4強進出。エース右腕の阪下漣(2年)が神戸国際大付から2失点完投勝利を挙げて、11年以来13年ぶりの夏の甲子園出場に前進した。

 阪下は二ゴロで27個目のアウトを奪い、あどけない表情に戻った。強豪・神戸国際大付を2失点完投で退けて東洋大姫路を11年ぶりの4強に導いた。

 「打線が強力なので失投してしまうと外野の向こうまで持っていかれるので丁寧にいきました。甲子園にいつも出ているチームを相手に少し自信がつきました」

 3連打で1点差に迫られた4回も併殺打で最少失点に切り抜け、最速144キロの直球を軸に5回以降は危なげなかった。

 地元の西宮ボーイズで頭角を現した頃、岡田龍生監督が指導する履正社に進学するつもりだった。19年夏の甲子園大会で履正社―星稜の決勝を履正社ベンチのすぐ上で観戦して感動。投手としての成長を期し、打倒・大阪桐蔭を目指す青写真を描いたところ、岡田監督は22年春に履正社から母校の東洋大姫路へ。「東洋大姫路ってなに?初めは、どんな学校なんって思いました」。1年後に後を追いかけるように入学した。

 11年を最後に遠ざかる夏の甲子園。岡田監督は中学時代から見ていた阪下を軸に今夏を勝ちきるプランを立てた。疲労を抑えるため先発は初戦だった葺合との2回戦(9回完投)以来2度目。3~5回戦は2試合計2回2/3にとどめ、今回113球の力投を引き出した。「過去には春夏合わせて20度の出場がありますが、“初出場”の気持ちです」とチャレンジ精神を強調。準決勝は明石商との激突に決まった。阪下が、あの日、甲子園のベンチ上から見た光景まで、あと2勝。腕を振り続けるつもりだ。 (畑野 理之)

 ◇阪下 漣(さかした・れん)2007年(平19)7月5日生まれ、兵庫県西宮市出身の17歳。浜脇小で野球を始め、浜脇中では西宮ボーイズでプレー。東洋大姫路では1年春からベンチ入り。今夏に最速144キロを計測。遠投100メートル、1メートル83、86キロ。右投げ右打ち。

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