サッカー男子 三戸が04年小野伸二以来の2発！山本＆藤尾が続いた 立て続けに追加点決めパラグアイ圧倒

＜日本・パラグアイ＞後半、2発目のゴールを決め喜ぶ三戸ら日本代表イレブン（撮影・小海途　良幹）

　◇パリ五輪　サッカー男子　日本－パラグアイ（2024年7月25日　ボルドー競技場）

　56年ぶりのメダル獲得を目指す日本は1次リーグD組初戦でパラグアイと対戦。MF三戸舜介(21＝スパルタ)のゴールで前半を1－0で折り返すと、後半18分に三戸が貴重な追加点を挙げた。後半24分にはMF山本理仁(22＝シントトロイデン)も続いた。さらに同36分にはFW藤尾翔太（23＝町田）がヘッドで押し込みチーム4点目を決めた。

　日本は前半19分、FW斉藤の縦パスに抜け出した細谷がマイナスに折り返すと、最後は三戸が右足でニアを射貫き、先制に成功した。

　日本の生成ゴールから6分後の同25分にはパラグアイの10番、MFビエラがFW平河にアフタータックル。平河は足を押さえて倒れ込んだ。VAR判定により主審がオンフィールドレビューを実施し、ビエラにレッドカードが提示された。

　相手が10人になり数的有利の展開の中、平河はプレーを再開したものの同32分にピッチに座り込み立てず。踏まれた右足を気にする素振りを見せた。担架で運ばれそのまま交代。FW佐藤が代わってピッチに入った。

　後半18分に斉藤がペナルティーエリア右で相手DFをかわしてクロスを上げると、走り込んだ三戸が頭で合わせネットを揺らした。五輪本大会での1試合2発は、2004年アテネ大会の小野伸二以来。三戸の2ゴール目から6分後には山本が得意の左足でミドルを決めリードを3点に広げた。