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鹿島MF土居聖真がJ2山形に電撃移籍 “クラブ一筋20年”の生え抜き「次の旅へと出発します」

スポニチアネックス / 2024年7月25日 11時54分

鹿島MF土居聖真

 鹿島は25日、MF土居聖真(32)がJ2山形に完全移籍すると発表した。山形県出身の土居は中学から地元を離れ、鹿島のジュニアユースに入団。11年に同ユースからトップチームに昇格した。

 14年から主力に定着し、16年のリーグ制覇や18年のACL優勝などタイトル獲得に貢献。昨季までの2年間は主将も務め、チームの顔として長く常勝軍団を支えてきた。一方で近年は出場機会が減少し、今季は出場11試合のうち先発は3試合にとどまっていた。アカデミー時代から鹿島に約20年間在籍した生え抜きが、故郷のクラブで再出発を切ることを決断した。

 土居のコメントは以下の通り。

 「鹿島アントラーズを離れ、環境を変える決意をしました。自分にとって、アントラーズは人生そのものでした。ジュニアユースから含めて約20年を過ごし、フットボールに必要なすべてのことを学びました。偉大な先輩たちの背中を追いかけ、日々の練習から力を出し切り、どんな状況でもチームの勝利のために行動する。ピッチの中ではどこまでも厳しく、ピッチの外では家族のように温かい、アントラーズのおかげで、今の土居聖真があります。

 そんな自分も、選手としてピッチでまだやるべきことがあり、第二のサッカー人生にチャレンジする必要があると決断しました。このクラブで培ったものを糧とし、すべては勝利のために戦ってきます。アントラーズで獲得したすべてのタイトルの味も、負けて悔しくてたまらない味も、アントラーズファミリーの皆さんとともに歩んできたサッカー人生が、自分を選手としても人間としても大きくしてくれました。僕は、カシマスタジアムでどんな時も自分の背中を押してくれた土居聖真コールを、一生忘れることはありません。土居聖真のチャントは、僕の一生の宝物です。僕のアントラーズでのサッカー人生は一旦終わりますが、第二のサッカー人生はここから始まります。引き続き、応援していただけると幸いです。

 まだまだ皆さんに伝えたい想いや感謝はありますが、ここでは長すぎますのでこの辺にしておきます。そして鹿島アントラーズに関わるすべての皆さん、偉大なる大先輩ジーコさんにも感謝の意を込めて、次の旅へと出発します。ありがとうございました。これからも、よろしくお願いします」

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