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【高校野球】花巻東 ライバル対決制し県内最多12度目の甲子園大会出場 1年生4番・古城は2安打1打点

スポニチアネックス / 2024年7月25日 13時32分

<盛岡大付・花巻東>背番17で試合に臨む花巻東・古城(撮影・大城 有生希)

 ◇第106回全国高校野球 岩手大会 花巻東4―3盛岡大付(2024年7月25日 きたぎん)

 花巻東が盛岡大付を下し、2年連続12度目の甲子園大会出場を決めた。並んでいた盛岡大付を抜き、県内では最多の出場回数となった。

 昨夏の甲子園大会でも活躍した先発左腕・葛西陸投手(3年)が投打で躍動した。0―0の5回1死から右中間を破る三塁打で出塁。2死後、1番・簗田蒼汰内野手(3年)の中前打で先制のホームを踏んだ。

 “本業”でも集中力と投球術を随所で発揮した。スリークォーターからテンポよく投球。抜群の制球力と緩急で盛岡大付打線に的を絞らせなかった。1―0の6回無死二塁、一打同点のピンチを背負ったが、4番打者を外角直球で空振り三振。投じる前に大声を出し、1球ごとに気合いを体内に充満させる“絶叫投法”。気持ちをほとばしらせ、全力で腕を振り、後続も確実に断って得点を許さなかった。

 1―1と同点にされた直後の7回2死三塁、7回途中から先発・葛西をリリーフした2番手・田崎晴大投手(3年)が右越えに勝ち越しの三塁打。8回にも味方が2得点。9回に失点したが、リードを最後まで守り切った。

 今大会初めて4番に起用された巨人・古城茂幸3軍打撃コーチの次男・大翔内野手(1年)も確実に結果を出した。2―1の8回1死一、三塁。投手強襲の内野安打を放って、貴重な追加点をたたき出し、勝利に貢献した。

 決勝戦で5打数2安打1打点と活躍。ドジャース・大谷やブルージェイズ・菊池、米スタンフォード大へ進学する佐々木麟太郎らも背負った伝統の「17」を背負うスーパー1年生に甲子園でも注目が集まる。

 岩手県は長く、花巻東、盛岡大付の“2強状態”が続いている。今大会まで、21世紀の22度の甲子園大会のうち、両校のいずれかが出場たのは、実に18回。それぞれ9回ずつ出場している。ライバル同士の息詰まる熱戦を制し、甲子園出場回数で県内最多を数えた花巻東。過去最高成績は09年、13年の4強。聖地で母校の歴史に挑む。

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