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十両・伯桜鵬が勝ち越し 照ノ富士から受けた金言も力に「残り3日間全部勝つつもりでいきたい」

スポニチアネックス / 2024年7月25日 20時53分

<名古屋場所12日目>玉正鳳(左)を押して勝ち越しを決めた伯桜鵬(撮影・長嶋 久樹)

 ◇大相撲名古屋場所12日目(2024年7月25日 愛知・ドルフィンズアリーナ)

 東十両13枚目の伯桜鵬(20=伊勢ケ浜部屋)が玉正鳳(31=片男波部屋)を破って2場所ぶりの勝ち越しを決めた。

 立ち合い頭で当たり合ってから相手の引きにすぐ反応し、しっかりついていって一気に押し出し。「素速い動きの相手に怖がらず前に出れた」と快勝を振り返った。十両の優勝争いでは、首位の3敗3人(白熊、獅司、島津海)を1差追走。「勝ち越せたことはよかったけど、もったいない相撲や悪い相撲もたくさんあった」と喫した4敗を反省した。

 ちょうど1年前の名古屋場所は、ざんばら髪の新入幕ながら千秋楽まで優勝争いに絡む大活躍で11勝。しかしその後は左肩の手術を受けて2場所連続全休で幕下へ転落した。関取に復帰した春場所は、宮城野部屋問題の精神的な影響もあり8勝7敗。部屋閉鎖の重い処分を受け、伊勢ケ浜部屋へ転籍して心機一転臨んだ夏場所はコロナ感染による途中休場もあって5勝止まりだった。

 6月には大阪府堺市で行われた部屋の合宿に参加し、関取衆と充実した稽古を重ねてきた。再起を期して臨んだ関取復帰3場所目。2敗目を喫した翌日(7日目)の朝稽古では、部屋の横綱・照ノ富士(32)から「勝ち負け気にせずどんどん攻めていけ」と金言を受けた。稽古相手が豊富な伊勢ケ浜部屋への転籍をプラスに捉え、再浮上へのきっかけとしたい今場所。「残り3日間全部勝つつもりでいきたいと思います」と気合を込めた。

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