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佐久間良子 来年1月に初の著書上梓 85歳、「う余曲折」人生…「四苦八苦しながら、書いている最中」

スポニチアネックス / 2024年7月25日 21時14分

初の著書出版を発表する佐久間良子

 女優の佐久間良子(85)が2025年1月に初の著書「ふりかえれば日日良日(にちにちりょうじつ)」を上梓する。出版大手の小学館が7月25日、東京・千代田区の本社で開いた「2024年新企画」の発表会で明らかにした。

 登壇した佐久間は「12年前に日本経済新聞で“私の履歴書”を1カ月連載。それが終わった時、本の出版を勧められましたが、読んで頂ける自信がなくて、その時は断りました」と、これまで著作と無縁で来た理由を説明。続けて「それから時が経ち、私も年齢を重ねた。コロナ禍で時間ができ、今まで私が歩いてきた、う余曲折あったいろいろなことを思い出して書いていたものが少し溜まりまして…そんな時に(小学館から)お話を頂いたんです。四苦八苦しながら、まだ書いている最中」と話した。

 1957年に東映ニューフェースに合格。翌58年に「美しき姉妹の物語・悶える早春」で映画デビューして以来、「五番町夕霧楼」や「越後つついし親不知」「湖の琴」など日本を代表する女優に成長した佐久間。81年には「おんな太閤記」でNHK大河ドラマ史上初の単独女性主演も果たしている。

 本の中では栄養失調で死ぬところだった疎開先の思い出や、高倉健さん、鶴田浩二さん、渥美清さんらとの交流、元夫・平幹二朗さんとの結婚と離婚…などがつづられる。

 刊行に合わせて千代田区の神保町シアターで出演作の特集上映が開催予定で、編集者から締め切り厳守をお願いされていると明かして笑いを誘った。「とりとめもないことを書いてます。一生懸命頑張ります。読んでいただければ幸いです」とアピールした。

 この他、女優でエッセイストの室井滋(65)の5年ぶりのエッセー「ゆうべのヒミツ」が9月20日、朝井リョウ氏(35)の新作長編小説「生殖記」が同10月2日、第26回手塚治虫文化賞マンガ大賞の「チ。―地球の運動について―豪華版」が同12月23日に発売されることや、日本唯一の国語大辞典「日本国語大辞典」が2032年の「第三版」公開を目指して改訂をスタートさせることなどが発表された。

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