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阪神・岩崎 逆転連覇への決意「救援陣で負けない」 新たな合言葉で後半戦出陣

スポニチアネックス / 2024年7月26日 5時18分

阪神・岩崎

 阪神・岩崎優投手(33)が25日、本紙に塩対応ではなく思いの丈を打ち明ける企画「成し遂げる その先へ」できょう26日の中日戦(甲子園)から始まるレギュラーシーズン後半戦へ向けた意気込みを激白した。今季途中、昨季は「救援陣で勝つ」だったブルペンの合言葉を「救援陣で負けない」に変更したことを明かした11年目左腕。他球団の救援陣にも対抗意識を燃やし、接戦を落とさない戦いを続けて2リーグ制以降初の連覇を目指す。(取材・構成=遠藤 礼)

 昨季、ブルペンの合言葉だった「救援陣で勝つ」が、今季は「救援陣で負けない」に変わった。チーム状況などを鑑みて、シーズン途中に変更したことを岩崎は明かした。

 「常に救援陣で勝たせることはなかなか難しい。じゃあ、救援陣で負けないようにしようと。今年は他球団の救援陣も凄くいいので。そこにも負けないようにという意味も込めてですね」

 「勝ち」はどうしても打線との兼ね合いになる。ならば、愚直にアウトを積み重ねることで「負けない」ことに徹する。25日時点で救援防御率2・02でリーグトップの広島を筆頭に他球団のリリーフも軒並み好成績を残す。“抑え合い”に引かない。

 「打線もこれから打ってくれると思うので、それまでは点が入らないなら負けないようにする。その意識はみんなで共有していきたいと思う」

 チームは、前半戦をリーグ4位で折り返したものの、首位・巨人とのゲーム差はまだ3・5と大混戦だ。岩崎自身は前半戦チーム2位の38試合に登板し、13ホールド、14セーブをマーク。ゲラとのWストッパーで開幕し、フル回転を続けてきた。ただ、振り返ると「やっぱり打たれた試合ばかり出てくる。今、言っても仕方ないですがもっとこうできたんじゃないかとか。5、6月の不調が長引いたのは良くなかった」と悔しさもにじませる。

 優勝争いのヤマ場を迎える後半戦。球宴での登板を終えた左腕は個人のテーマに「抑えること。それだけ」と決意を込めるとともに、今は疲れの出始める夏場を乗り切ることに主眼を置いている。

 15日からの巨人3連戦で練習中に繰り返していたのは左翼から右翼へのポール間走。「夏場は、体が動かなくなるのがダメなんで、この前の東京ドームでは多めに走ったりしました」と意図を明かす。「夏は“暑いなあ”となって集中力が欠如するじゃないですか。そうならないように、暑さに慣れておくことも大事。そこに関して(の準備)は自分の中ではもう終わっている」。先を見据えながら、目の前のマウンドにも全力を尽くす。

 「もう状態、調子がどうとか言ってられない時期になってくるので。悪い時期をできるだけ短くして、たとえ状態が悪い中でも抑えられるように」。ブルペン最年長の背番号13は自身、そして仲間を鼓舞するように、言葉に力を込めた。

 「接戦ばかりですけど、(白星を)落とさないように。勝ちゲームをしっかり勝ちで終わらせるようにしたい」。

 2リーグ制以降では球団初の連覇へ、ゴールテープを切るまで“全力疾走”する準備はできている。

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