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広島・島内「8回の男」リフレッシュ完了で1軍昇格「自分の投球ができるように集中していきたい」

スポニチアネックス / 2024年7月26日 5時48分

マツダスタジアムで調整する広島・島内

 広島・島内颯太郎投手(27)が25日、マツダスタジアムでの1軍全体練習に合流した。前半戦は38試合に救援登板して6勝6敗、防御率2・80。再調整のため、10日に出場選手登録を抹消されていた6年目右腕はリフレッシュを完了させ、26日のヤクルト戦(神宮)で16日ぶりに1軍昇格する見込みだ。チームは首位・巨人に1ゲーム差のリーグ2位。勝負の夏本番へ向け、“8回の男”が復権を誓った。

 島内は晴れやかな表情を浮かべ、マツダスタジアムで汗を流した。リフレッシュ完了を強調した上で、勝負の後半戦に向け、意気込みを示した。

 「前半戦は自分の投球ができない期間が長かった。後半戦はまず、自分の投球ができるように集中していきたい。早く投げたいなという気持ちでいる」

 復活への思いを強くし、マウンドに向かう。今季は開幕からセットアッパーを任され、38試合で19ホールドを記録した一方、交流戦後のリーグ戦では7試合で3敗するなど精彩を欠き、疲れが見えていた。今月10日にはリフレッシュを兼ねて今季初めて出場選手登録を抹消され、ファーム施設の大野練習場で調整を行ってきた。

 「投げる時に体が一塁側に倒れて、腕の位置も一塁側に寄っていた。いい時はプレートの真ん中に近い位置で腕がリリースできていた。一塁側に倒れることで、シュート回転の球が増えたり、ホップ成分の少ない球で、球の質も良くなかった」

 動作解析システム「ホークアイ」のデータを元に投球フォームの改善点を洗い出した。そこで交流戦後から投球時のリリースポイントが一塁側へ5、6センチずれていたことが判明。「リリースのポイントの位置だけを考えてやってこい」。黒田博樹球団アドバイザーからも貴重な助言を受けた。6年目右腕も登板を重ねるごとに「全体的に(体の)硬さが出てきて、少しずつのズレが大きなズレになっていた」と分析。可動域を出すエクササイズも取り入れ、修正に努めた。20日には紅白戦に登板して準備を整えた。

 「数字上では、だいぶん(リリースポイントは)戻ってきている。中継ぎも、みんな凄く頑張っていたので、僕も負けたくない。今は言われた場所で、しっかり結果を出すことだけを考えたい」

 首脳陣の信頼も不変だ。今後の起用法について藤井ヘッドコーチは「(今まで通り)8回で考えている。リフレッシュの意味合いでのファーム調整なので。そのまま(8回で)いってもらおうとは思っている」と明言。引き続きセットアッパーを託す方針だ。チームは首位・巨人と1ゲーム差のリーグ2位。大混戦から抜け出すべく、“8回の男”がフル回転を期して、救援陣に厚みをもたらす。(長谷川 凡記)

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