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大商大高が85年ぶり4強 背番「10」小野坂雅人が“マダックス”

スポニチアネックス / 2024年7月26日 5時33分

<東大阪大柏原・大商大高>先発した大商大高・小野坂(撮影・中辻 颯太)

 ◇第106回全国高校野球 大阪大会準々決勝 大商大高3―0東大阪大柏原(2024年7月25日 南港中央)

 大商大高が大阪城東商業学校時代の1939年以来85年ぶりとなる4強入りを決めた。背番号10の小野坂雅人(3年)が球数98球と100球未満で完封勝利を挙げる「マダックス」を達成。1奪三振のみながら丁寧に四隅を突いて散発3安打に抑え、「制球には自信がある。直球を構えたところに投げられました」と汗をぬぐった。

 春夏通じて甲子園未出場ながら、岡田明丈(広島)、大西広樹(ヤクルト)、上田大河(西武)と同校出身投手のNPB入りが続く。この3投手を指導した39歳の高橋克典監督は「投球の原理原則をわかった上で投げなさい」と選手に伝えている。やみくもに練習するのではなく、正しい体の使い方を学び、実践する。小野坂は準々決勝前に「上半身と下半身の動きがずれている」と課題を整理。体幹トレーニングに励むなどして微修正し、完封勝利につなげた。

 「マウンドでは孤独。練習を自分で考えるなど自立できるようになりました」。初の聖地へ残り2勝。マダックスで、頂点までフル回転する体力を残した。 (河合 洋介)

 ▽マダックス 大リーグで100球未満での完封を意味する言葉として定着した。86~08年にブレーブスなどで活躍したグレグ・マダックスの名にちなみ、マダックスは通算35完封のうち13度を100球未満で達成。抜群の制球力は「精密機械」と呼ばれ、通算355勝、サイ・ヤング賞4度、最多勝3度、最優秀防御率4度。14年に殿堂入りしている。

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