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熊本工が3年ぶり23度目の夏切符 投打で2年生の浦上雄宇と山本凌雅が活躍

スポニチアネックス / 2024年7月26日 5時33分

<熊本工・熊本国府>甲子園出場を決め、喜びを爆発させる山本(右端)ら熊本工ナイン(撮影・杉浦 友樹)

 ◇第106回全国高校野球 熊本大会決勝 熊本工6―2熊本国府(2024年7月25日 リブワーク藤崎台)

 熊本大会は25日、決勝が行われ熊本工が熊本国府に6―2で勝利し、3年ぶり23度目の頂点に立った。2番の浦上雄宇(ゆう、2年)が初回に先制右犠飛、3回に中越えの適時三塁打と躍動。投げては先発の右腕、山本凌雅(2年)が11安打を浴びながら2失点完投と投打で“2年生”の活躍が光った。

 伝統のグレーのユニホームが甲子園に帰還する。熊本工は2年生の活躍が光った。中でも24日に17歳になった浦上がバットで甲子園をたぐり寄せた。初回に先制の右犠飛を放つと3回は1死二塁から中越えの適時三塁打。4連打で3点を追加して主導権を握った。準々決勝、準決勝とほかの2年がヒーローになっており「悔しかった。(同級生には)きょうは俺がなるけん、もらったけん」と宣言。大一番で有言実行した。

 父の智行さん(50)は野球部OB。現役時代にチームは甲子園に出場したが、本人はケガもありスタンドから声援を送った。現在は浦上が入学したタイミングで赴任し、母校のインテリア科で教壇に立つ。「父が(試合に)出られてない分と、メンバーに入っていない3年生の分もやっていきたい」と“父子鷹”は夢を描いた。

 昨秋は3回戦、今春は初戦敗退と苦しい戦いだった。ともに1点差惜敗。主将の浜口翔太(3年)頼りになっていたナインは「アップから一人一人が自立すること」を意識して取り組んだ。2年生は6月に入り田島圭介監督から「甲子園に行く代はこの時期に2年が伸びてくる」とハッパをかけられていた。決勝のスタメンに2年が3人、1年が1人並ぶ中で結果を出した。

 古豪と言われることも増えたという熊本工。田島圭介監督は「少しでも強豪と言われるように。この子たちならできると思う」。確かな手応えを持ち、聖地に乗り込む。 (杉浦 友樹)

 ≪3年を連れていきたい一心で≫投げては2年生右腕の山本凌雅が11安打を浴びながら2失点完投。準々決勝から3試合連続一人で投げ抜き「絶対に3年を連れていきたい一心だった」と胸を張った。プロ注目の最速146キロ右腕、広永大道(3年)が右の肋骨を痛めた影響で1試合の登板に終わる中、全試合先発とフル回転した。

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