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槙野智章氏 大岩J OA選手いないからこその進化と空気感 物おじせず発言 速攻と遅攻使い分け

スポニチアネックス / 2024年7月26日 4時9分

<日本・パラグアイ>試合後、ハイタッチをする藤田(中央)ら=撮影・小海途 良幹

 ◇パリ五輪 男子サッカー1次リーグD組 日本5―0パラグアイ(2024年7月24日 ボルドー)

 【サッカー・男子 槙野智章斬る】いやあ…本当、若いチームって怖いですね。大人の予期せぬことが起こるし、大会期間中でもレベルアップしますし。U―23アジア杯(カタール)と比べて、格段にアップデートされていました。

 後出しジャンケンではなく、OA枠起用については慎重派でした。U―23アジア杯は現地で取材しましたが、インタビュー中も周りの選手がイジってきたり、物おじすることなく発言できる空気感がありました。明るいチームでまとまりがあるなと感じていました。

 OA選手がいれば技術面や戦術面で上がりますが、長く一緒に過ごすことで芽生える若い選手特有の団結力もあります。調子乗り世代と呼ばれた僕らのU―20W杯を思い返しても、本大会に選ばれた選手は全員の思いを乗せてプレーしました。大岩ジャパンは立ち上げから2年4カ月で良い時も悪い時も知っていて、苦しみながらつかんだパリ切符。目に見えないモノだけど、だからこそ無限大の力が秘められています。

 例えばビルドアップでは目を見張るものがありました。相手をおびき出す時間をつくりつつ、プレスに来たら真ん中にパスを打ち込む遅攻と速攻の使い分け。相手プレスに対してロングボールで逃げることが多かったU―23アジア杯と違って小久保と高井、木村で意図したボール保持もできるようになっていました。数的有利になっても、パラグアイに押し込まれる時間が続いても慌てることもない。賢く戦えるチームになりましたね。

 次戦は3月の親善試合で完敗したマリ戦。“男子、三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ”という言葉がありますが、4カ月もたっています。当時の彼らと、現在の彼らは違います。どんな姿を見せてくれるのか、楽しみですね。(元日本代表DF)

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