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三戸 “ギリハピ”2発! TikTokで話題のダンス披露 小野伸二以来20年ぶり複数得点

スポニチアネックス / 2024年7月26日 4時9分

<日本・パラグアイ>後半、ダイビングヘッドでゴールを決める三戸(左から2人目)(撮影・小海途 良幹)

 ◇パリ五輪 男子サッカー1次リーグD組 日本5―0パラグアイ(2024年7月24日 ボルドー)

 最も小さなアタッカーが大きな仕事を成し遂げた。南米王者を翻弄(ほんろう)したのは身長1メートル64の三戸だった。前半19分、大畑の左クロスを受けた瞬間、ゴールへの道筋が見えた。「自分たちが狙ってるポケットで取って、折り返しを受けた時“なんでこんなフリーなんだろう”ってぐらい、ゆっくり時間があったのでリラックスできた」。冷静に右足を振り抜いた。

 続く後半18分は、あうんの呼吸が光る。ゴール前で斉藤と目が合った。「ここにボール来たらいいなと思ってたところにボールが来た」。昨季オランダ1部スパルタで共闘した仲間のクロスに体ごと投げ出し、公式戦では初のヘッド弾を決めた。ゴールパフォーマンスも一緒に披露。「TikTokではやってる“ギリハピ”というダンス」と笑った。

 現在のシュートフォームは、23年まで在籍した新潟時代に確立したものだった。元日本代表FW田中達也コーチは「軸足の使い方は口酸っぱく言った。爪先を内股に置くような癖があったので、意識的にゴール方向へ踏み込むように伝えた」と話す。日々1時間の「達さん塾」で体に染みこませ、力強さと正確性が磨かれた。

 五輪での1試合複数得点は04年アテネ大会の小野伸二以来、20年ぶりの快挙だ。次戦のマリ戦では21年東京五輪の久保建英に続く2戦連発の期待もかかる。「目指してきた大会で結果を残せることは特別な思いもあるし、ここからだなという気持ちがある。小ささを生かしたクイックネス(俊敏性)は海外でも通用する」と三戸。南米のラフプレーにも屈しなかった小さなエースがボルドーの夜に輝いた。

 ☆生まれとサイズ 2002年(平14)9月28日生まれ、山口県出身の21歳。1メートル64、60キロ。利き足は右。

 ☆競技歴 9歳からサッカーを始めた。中学進学と同時にJFAアカデミー福島に加入し、21年に当時J2の新潟入り。同年の開幕戦でプロデビューし3月の東京V戦で初得点。23年はJ1でプレー。ベストヤングプレーヤー賞を受賞。昨季からオランダ1部スパルタに所属。

 ☆代表歴 U―15から各年代で選出されている。今年4~5月のアジア杯では招集外も6月の米国遠征で復帰した。

 ☆趣味 ゴルフ、Netflix。

 ☆好きなマンガ ONE PIECE。

 ☆好きな食べ物 寿司。

 ▽ギリハピダンス 5人組ヒップホップユニットKOMOREBIの楽曲「Giri Giri」に合わせて踊るダンス。「ギリ、ギリ、ギリハッピー」という歌詞が特徴的で、日常の「ギリハッピー」な出来事を表現したコミカルな動画がTikTokで話題。芸能人や海外アーティストも続々反応し、本家KOMOREBIが森三中・大島美幸ら女性芸人とコラボした動画は再生回数10億回を突破している。

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