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【サーフィン】五十嵐カノア “レベチ”二刀流 大一番直前も大学院のテスト受ける「金獲る自信もある」

スポニチアネックス / 2024年7月26日 4時30分

五十嵐カノア

 パリから1万5700キロ離れた仏領ポリネシアのタヒチ・チョープーが会場となるサーフィンの日本代表4人が24日(日本時間25日)、27日の競技開始を前に現地でオンライン会見に臨んだ。唯一の2大会連続出場で21年東京五輪銀メダルの五十嵐カノア(26=木下グループ)は、前夜も昨年入学したハーバード・ビジネススクールのテストをオンラインで受けたと告白。異次元の二刀流サーファーが悲願の金メダルを目指す。

 まさに“レベチ”な告白だった。五十嵐は早朝からの練習、トレーニングなどを終えて、現地時間午後4時過ぎからオンライン会見に臨んだ。3日後に競技開始を控えながら「昨日の夜も(午前)0時半くらいまで勉強。5時に起きて、今はちょっと眠たい。1週間に1回テストがあって、昨日終わった感じ」と事もなげに言い切った。

 昨年から世界屈指の名門、米ハーバード大の大学院に進学し、経営学を学ぶ。受講はほぼオンラインながら、本番を直前に控えても学びへの意欲や学生の本分を忘れることはなかった。むしろ「勉強していなかったら、どうせ(午前)1時くらいまで五輪のことを考えていた。だったら違うことを考えて、頭を切り替え、朝起きたらサーフィンに集中できる。そのバランスがいいのかなと思う」とメンタルもレベチだ。

 筒状に巻く巨大な波(チューブ)で、世界で最も危険なスポットで知られるチョープーは、10代前半から毎年のように通い、恐怖心にあらがいながら乗りこなしてきた。「初めての時は怖かった。10年、15年たって、今は自信になって、金メダルを獲る自信もある。成長したなと思う」と語る。同会場で開催された5月のプロ大会は9位。望む結果ではなかったものの、「点数が出るサーフィンに集中する」と最高のパフォーマンスを発揮する準備はできている。

 「(同級生に)今週は忙しくなると言っても、勉強もちゃんとやってよと言われた」。五輪金メダル候補も決して特別扱いされない環境が、五十嵐にとっては心地よい。

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