【セブンズ】男子代表は五輪史上初の4試合連続40失点の屈辱 石田吉主将「一番情けない試合」
スポニチアネックス / 2024年7月26日 4時24分
◇パリ五輪 7人制ラグビー男子9~12位決定予備戦 日本7―42サモア(2024年7月26日 フランス競技場)
1次リーグA組を3戦全敗の4位で9~12位決定予備戦に回った日本は、サモアに7―42で敗れ、初戦から4連敗となった。27日にウルグアイとの対戦が決まった11、12位決定戦が最終戦となり、今大会1勝&3大会連続白星を目指す。
1次リーグ最終戦で南アフリカに5―49と完敗した日本は、事態を好転できないまま、再び完敗を喫した。0―14の前半ロスタイムに1トライを返したが、後半も開始から失点を重ね、終わってみれば計6トライを許した。16年リオデジャネイロ五輪から始まった7人制ラグビーで、4試合連続の40失点は史上初の不名誉な記録となった。
これまでの試合後も厳しい表情でミックスゾーンで取材対応してきた石田吉平主将(横浜)は、「悔しいというか、今までで一番情けない試合。トライの取られ方があまりに簡単過ぎた。五輪に出るのにふさわしくない(チームの)試合だった」とうつむいた。後半には自陣ゴール前でのパスが乱れたところを拾われるイージートライを許し、逆に敵陣ゴール前まで攻め込みながら、ターンオーバーから一気にトライを許すなど、屈辱的な失点を重ねた。
明大4年で代表入りした21年東京五輪は通算1勝4敗に終わり11位。自身の出番も少なく、リベンジの思いでセブンズに専念してきたが、最終戦を残して未勝利と、後のない状況に追い込まれた。「五輪でもこの点差で負けて、今までのラグビー人生で一番情けない」と語る表情には、悲壮感が漂った。
リオデジャネイロ大会の4強から一転、開催国だった東京大会は11位に終わったが、それでも1勝は挙げた。これ以上、不名誉な記録を上塗りすることは決して許されない。石田吉主将は「このチームで1年の3分の2以上を過ごしての結果が表れていない。最後は自分たちのスタイルを突き通して、勝って終われるようにプレーしたい」と不退転の決意を示した。
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