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“白鵬2世”聖白鵬が序二段優勝!宮城野親方から祝福の握手「一つの恩返し」デビュー2場所目の大器

スポニチアネックス / 2024年7月26日 12時41分

<名古屋場所13日目>三島(右)を下し序二段優勝を決めた聖白鵬((撮影・長嶋 久樹)

 ◇大相撲名古屋場所13日目(2024年7月26日 愛知・ドルフィンズアリーナ)

 東序二段25枚目の聖白鵬(23=伊勢ケ浜部屋)が三島(23=鳴戸部屋)との全勝対決を制し、7戦全勝で序二段優勝を決めた。

 立ち合い左でまわしをつかむと、相手の右喉輪を外して左へ回り込みながら上手出し投げ。「得意の左上手を取って、前には出れなかったけど勝てたからいいかな」と安どの表情を見せた。

 序ノ口デビューの先場所は6勝1敗の優勝決定戦で和歌山・箕島高出身の野田(18=藤島部屋)に惜しくも敗れた。「悔しい気持ちがあって稽古してきたので、それが良い結果につながった」。今場所は、同部屋で同じ“旧宮城野勢”の3人が序二段優勝候補。元十両の川副(25)、三段目上位経験者で休場明けの竹葉(23)と3人での同部屋優勝決定巴戦の実現を場所前から望んでいた。しかし、川副が5番相撲で敗れ、竹葉がこの日序ノ口で全勝だった清水海(23=境川部屋)に敗れた。「先場所負けているので、その舞台で勝ちたい」と雪辱を期していた決定戦進出を待たず、本割で優勝を決めた。

 鳥取城北高―同志社大出身の23歳。父がモンゴル相撲の大横綱で、宮城野親方(元横綱・白鵬)と家族ぐるみで深い縁があったことから宮城野部屋へ入門。昨年1月の白鵬引退相撲では「最後の取組」の相手役を務めた。身長1メートル92、体重127キロのしなやかな体は若い頃の白鵬そっくり。顔つきもどことなく似ており“白鵬2世”とも呼ばれた。付いたしこ名は「聖白鵬」。「白鵬を背負っているので負けるわけにはいかない」と本人もその期待の高さを認識していた。

 この日、優勝を決めて引き揚げた花道の奥で待っていたのは宮城野親方。祝福の握手を受け「花道で待ってくれているとは思わなかったので、めっちゃうれしかった。一つの恩返しかな」と笑顔を見せた。

 ◇聖白鵬 出海(せいはくほう・でみ)本名=ウスフバヤル・デミデジャムツ。2000年(平12)8月24日生まれ、モンゴル出身の23歳。父と曾祖父はモンゴル相撲の大横綱。17年春に来日し、鳥取城北高に相撲留学(2年から編入)。2年時に中国高校新人大会準優勝。同志社大に進学し、2年時に西日本学生選手権3位。3年時に西日本学生選手権3位。4年時に全日本大学選抜金沢大会優勝。昨年1月、白鵬引退宮城野襲名披露大相撲の「白鵬最後の取組」で相手役を務めた。宮城野部屋で約9カ月の研修生活を経て今年初場所の新弟子検査に合格。春場所で初土俵。4月付で宮城野部屋の閉鎖処分に伴い伊勢ケ浜部屋へ転籍。1メートル92、127キロ。得意は右四つ、寄り。しこ名の下の名「出海(でみ)」は本名から。

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