日大出身・伊波が農大出身の時天嵐を破って三段目優勝「やっと全勝できた」デビュー3場所目で初
スポニチアネックス / 2024年7月26日 16時9分
◇大相撲名古屋場所13日目(2024年7月26日 愛知・ドルフィンズアリーナ)
西三段目55枚目の伊波(23=尾上部屋)が西三段目6枚目の時天嵐(22=時津風部屋)との全勝対決を制し、三段目優勝を決めた。
立ち合い右で張って肩越しの右上手をつかむと、左で首を巻いて振り回して豪快な上手投げを決めた。「めちゃめちゃ緊張しました。勝つならその相撲かなと」。日大時代から得意としていた長い腕を生かした上手投げで大一番を制した。
相手の時天嵐は、東農大出身で全国学生選手権3位などの実績を持ち、今年の春場所で三段目付け出しデビュー。今場所は幕下付け出しの日大出身・一意(22=木瀬部屋)や十両優勝経験者の栃武蔵(25=春日野部屋)ら実力者を破っていた。「相手は一番勢いに乗っているので、その勢いのまま来られたら押されてしまう。自分は平常心を意識しました」と伊波。相撲教習所の稽古では五分五分だったそうで「勝ちの方の“五”が今日出てよかったです」と笑顔を見せた。
伊波は春場所序ノ口で6勝1敗、夏場所序二段で6勝1敗。「あと一歩で届かなかった」という全勝と初の各段優勝を果たし「やっと全勝できた。めちゃめちゃうれしい」と喜びを表した。
日大を卒業後、地元の鹿児島県スポーツ協会に就職して約7カ月間、社会人生活を経験。地元開催の国体に出場し「こんなに応援してくれる人がいるのなら、プロで頑張ってもっと応援されたい」と角界入りを決めた。日大相撲部で同期だった春山と城間が所属する尾上部屋に、2人から4場所遅れて入門。来場所は3人が幕下で番付をそろえることになるため「みんなライバルだと思って、その中で一番早く(十両に)上がりたい」とさらなる出世を誓った。
◇伊波 興輝(いなみ・こうき)2000年(平12)8月22日生まれ、鹿児島県奄美市出身の23歳。鹿児島商業高で相撲を始め、3年時に全国高校総体16強。日大1年時に東日本学生体重別135キロ未満級準優勝。2年時に東日本学生体重別135キロ未満級3位。3年時に全国学生体重別大会無差別級3位。大学卒業後は鹿児島県スポーツ協会に就職。2023年10月、地元開催の鹿児島国体に出場。その後退職し、尾上部屋に入門。今年の初場所で初土俵。身長1メートル89、体重145キロ。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
日大出身・清水海が序ノ口優勝!「ここで決めたかった」炎鵬、大雄翔、竹葉と強敵を次々撃破
スポニチアネックス / 2024年7月26日 12時23分
-
体重195キロの幕下付け出し・一意が右膝負傷で救急搬送のアクシデント…日大時代には左膝の靱帯断裂も
スポニチアネックス / 2024年7月22日 14時34分
-
幕下付け出し・一意が4連勝でデビュー場所勝ち越し「これからの相撲人生の通過点」
スポニチアネックス / 2024年7月20日 14時29分
-
日体大出身・石崎が幕下付け出しデビュー「とりあえず1勝できてよかった」兄・朝紅龍からエールも
スポニチアネックス / 2024年7月14日 20時51分
-
幕下付け出しの日大出身・一意が“ぶっつけ”で快勝デビュー 第二の故郷・金沢市を出身地に登録
スポニチアネックス / 2024年7月14日 20時33分
ランキング
-
1アーチェリー野田紗月、初の五輪で12位発進…「これが五輪か!」と驚くカメラの列にも冷静
読売新聞 / 2024年7月25日 22時40分
-
2スペインが「日本に完璧なリベンジ」 女子W杯の雪辱を母国評価「亡霊に打ち勝った」
FOOTBALL ZONE / 2024年7月26日 7時10分
-
3LAの昼空を割く“高弾道” 米実況も騒然…大谷翔平の“驚愕弾”は「いつ落ちるんだ」
Full-Count / 2024年7月26日 8時7分
-
4フランス、テロ計画巡り男拘束 五輪と関連不明、ベルギーでも
共同通信 / 2024年7月25日 23時2分
-
5大谷翔平4試合ぶりの一発、日米通算250号…貴重な追加点で勝利に貢献
読売新聞 / 2024年7月26日 7時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください