なでしこジャパン、フランス国内の移動手段急きょ変更、高速列車→バス 路線網へ破壊行為の影響受ける

25日、スペイン戦に臨んだなでしこジャパン（AP）

　パリ五輪の開会式が直前に迫る中、フランス国鉄は26日、高速列車TGVの路線網に25日夜から26日にかけて大規模な破壊行為があったと明らかにした。この影響でサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は同日、移動手段の変更を余儀なくされた。

　なでしこジャパンは、西部ナントで行われた1次リーグC組初戦のスペイン戦から一夜明けたこの日、第2戦のブラジル戦（28日）が行われるパリへTGVで移動する予定だった。だが、破壊行為の影響を受け、各地でTGVの運行スケジュールが乱れる事態に。急きょ、別の移動手段で向かうことになった。

　日本サッカー協会によると、チームは大会組織委員会が手配したバスで移動する。警備の先導付きで休息も挟みながら5～6時間でパリに到着予定だという。今後はブラジル戦を終えた後、再びナントに戻って1次リーグC組最終戦でナイジェリアと対戦する。