巨人・阿部監督 岸田の一打に「あれで勝った」 鮮烈デビューのモンテスは「出したくなっちゃうよね」

＜D・巨＞7回、代打・モンテス（右）を送る阿部監督（撮影・島崎忠彦）

　◇セ・リーグ　巨人5―3DeNA（2024年7月26日　横浜）

　巨人は後半戦スタートとなった26日のDeNA戦（横浜）に競り勝って3連勝。貯金を今季初の9として単独首位をキープした。巨人の貯金9は2022年5月25日以来793日ぶり。

　2―2で迎えた8回、2死満塁。岸田が初球直球を左翼線へ弾き返して勝ち越しの2点適時二塁打とすると、泉口もフォークボールを左前適時打としてこの回3点目を奪って最後は逃げ切った。

　阿部慎之助監督（45）との試合後の主なやりとりは以下の通り。

　――岸田がよく打った。

　「あれで勝った。ナイスバッティングです」

　――マスクをかぶる機会が多い岸田の成長は。

　「たくさん打たれてるところかな」

　――試合に出ながら覚えている。

　「失敗が経験になるのでね、その積み重ねが多ければ多いほど、経験と言われてるんだと思う」

　――1番から5番まで打順を固定できているのが大きい。

　「そうですね。すぐ逆転されて、追いついてというシーソーゲームになっていたので、なんとかみんなが粘ってくれて、こういう試合に持ち込めたと思います」

　――モンテスも初安打。

　「どんな形であれね、初打席でヒットは素晴らしいと思うし、明日以降、出したくなっちゃうよね」

　――後半戦初戦の1勝は大きい。

　「ホントその通りで、欲をいえば赤星に勝ちをつけさせてあげたかったけど、いつもやられ方が一緒というか、ここという時にボコってやられて負けてしまうのでね、そこをなんとか乗り越えてほしい。今以上に頑張って欲しい」