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広島・矢野が逆転3点三塁打 もう得点力不足なんて言わせない!2回一挙9点の猛攻呼んだ

スポニチアネックス / 2024年7月27日 5時45分

<ヤ・広>2回、矢野は3点三塁打を放つ(撮影・沢田 明徳)

 ◇セ・リーグ 広島9―6ヤクルト(2024年7月26日 神宮)

 広島は26日のヤクルト戦を9―6で制し、後半戦初戦を白星で飾った。殊勲は矢野雅哉内野手(25)だ。2点を先制された直後の2回無死満塁で、右翼線へ鮮やかな走者一掃の逆転3点三塁打。これが猛攻の起点となり、打者15人で一挙9点を奪った。先発・ハッチを5回途中で救援した黒原拓未投手(24)が3勝目。首位・巨人を1ゲーム差のままピタリと追走する。

 もう得点力不足なんて言わせない。それほど鮮やかな集中打だった。22年9月10日のヤクルト戦で、3回に球団記録の1イニング12得点を挙げて以来のビッグイニング。2点を先制された直後の2回だ。

 「データに、曲がり球が多くなるとあったので、それを信じて狙った。取られた後のイニングですぐ逆転することができて良かった」

 殊勲の矢野が声を弾ませる。無死満塁の絶好機で、走者一掃の逆転3点三塁打。1ボールから左腕・山野の外寄りスライダーを振り抜くと、鋭いライナーは右翼線で弾んだ。

 自慢の堅守を武器とする、売り出し中の25歳。課題の打撃でも一定の進化を見せる。分岐点はあった。静岡・清水で先輩の菊池が主宰し、矢野も毎年参加する新春の自主トレ。今年はヤクルトの主砲・村上も合流し、その場で助言を求めた。

 「村上と僕は打者としてのタイプが違う。彼は大きくスイングするけど、僕はコンパクトに振らないとダメだと思っていた。でも、そうじゃなかった」

 体が大きくても、小さくても、スイング自体は変わらない――。そう教えられた。「体を大きく、速く使う動きも教えてもらい、それがプラスになっている」。村上の前で打った逆転三塁打、さらには8回の右中間二塁打で体現してみせた。

 矢野の一打が呼び水となり、1死後、投手のハッチが中前適時打で来日初安打初打点をマーク。以降はつるべ打ちだった。秋山の中前打を挟み、野間が右中間2点二塁打でたたみかける。堂林が左前打で続き、小園の右前適時打も飛び出した。

 前半戦で無得点は実に17試合。それがどうだ。6連打を含め、打者15人で一挙9点の猛攻。後半戦初戦を白星で飾った新井監督は「各打者がみんないいスイングしていた。いいスタートが切れたと思う」とご満悦だった。(江尾 卓也)

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