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東京ガス8強!高橋「夢がかなった」恩返しの零封 敵将・大久保監督は慶大時代の恩師

スポニチアネックス / 2024年7月27日 5時15分

<東京ガス・ENEOS>6回、この回も無失点で抑え、ガッツポーズする東京ガス・高橋(撮影・木村 揚輔)

 ◇第95回都市対抗野球第8日2回戦 東京ガス2―0ENEOS(2024年7月26日 東京D)

 2回戦3試合が行われ、東京ガス(東京都)が2―0でENEOS(横浜市)を下し、ベスト8進出。5年目左腕の高橋佑樹投手(26)が、6回2安打無失点で今大会初白星を挙げた。西濃運輸(大垣市)は北海道ガス(札幌市)に11―1で8回コールド勝ち。明治安田(東京都)は四国銀行(高知市)を4―1で破った。

 高橋は「夢がかなった」と感無量だった。相手のENEOSベンチには、慶大時代に4年間指導を受けた大久保秀昭監督の姿。都市対抗で初めて恩師を相手に東京ドームのマウンドに上がり、6回無失点で白星を手にした。

 「恩返しかは分からないですけど…。尊敬する、人として大好き方なので成長したところを見せたかった」

 学生時代から愛称「ボンバー」でグラブに「爆撃機」と刺しゅうする5年目左腕。慶大4年時「進路がチラついた」と球速を追い求めすぎて投球を見失った時期があったが、1年春のリーグ戦から起用してくれた大久保監督に「持ち味は緩急だろう」と諭された。今でも「大学で4年間丸々、最後の年も一緒だった恩師。自分が外れた道を戻してくれた」と感謝する。

 教わった投球がまさに初回のピンチで生きた。二塁打と2四球で無死満塁。4番・丸山を投ゴロ併殺、与倉は空振り三振に抑え「火事場のクソ力でした」と吠えた。決め球はともに打者の手元で変化するカットボール。この日の最速は142キロも、緩急を駆使して凡打の山を築いた。思わぬ恩返しを受けた大久保監督は「一番いい時に近づいた。一番可愛い…」と言いかけ「あんまり言うとね」と何とも言えない表情を浮かべた。

 チームとしては22年の決勝で敗れ、連覇を逃した相手への雪辱だった。試合前はあえて目を合わせなかったという高橋。試合後の整列では恩師に向かって、頭を下げた。(神田 佑)

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