8.7甲子園開幕戦 江川氏が始球式「私にとって50年の空白を貫く一球です」

江川卓氏

　日本高野連は26日、大阪市内で今夏の甲子園大会の第3回運営委員会を開き、8月7日の開幕試合で巨人OBでプロ通算135勝を挙げた江川卓氏（69）が始球式を務めると発表した。

　作新学院（栃木）時代から「怪物」と称された同氏は100周年の節目を迎える甲子園のマウンドを前に「今回、チャンスを頂き、あの夏と同じ青春の一球を。私にとって50年の空白を貫く一球です」とコメントを寄せた。

　江川氏は3年春夏の甲子園に出場。夏は柳川商（福岡）との1回戦で延長15回の参考記録ながら大会史上2位となる1試合23奪三振を記録した。

　主催者である朝日新聞の志方浩文大阪本社代表室高校野球総合センター長は「100周年を迎えた甲子園球場の長い歴史の中でも鮮烈な印象を与えた方」と抜てきした理由を説明した。

　≪その他の承認事項≫（1）「熱中症特別警戒アラート」が発令された際は「熱中症特別警戒アラート対策本部」を設置し、翌日の試合開催可否を検討　（2）開会式の入場行進順は、式典で体を動かさない時間を短くするため開幕試合出場校が48、49番目　（3）熱中症対策で試合前の室内練習場でゼリーなどを補食として提供　（4）点灯試合増加を予想し捕手が指先をマニキュアで着色することを許可　（5）開会式の先導役を穴水（石川）の野球部主将・東野魁仁（かいし）主将（3年）が担当。