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日大三 甲子園王手 巨人・岡本ファンの岡本弾 昨春WBC決勝米国戦のアーチ「あそこで打つのが凄い」

スポニチアネックス / 2024年7月27日 5時1分

<創価・日大三>4回、先制ソロを放ち、笑顔を見せる日大三・岡本(左)(撮影・松永 柊斗)

 ◇第106回全国高校野球選手権西東京大会準決勝 日大三3ー2創価(2024年7月26日 神宮)

 第106回全国高校野球選手権(8月7日開幕、甲子園)の出場校を決める地方大会は26日、11大会で19試合が行われた。西東京大会では準決勝が行われ、日大三が創価に3―2で競り勝ち、ノーシードから3年連続20度目の出場に王手。「5番・一塁」で出場した岡本弦士(ゆずと)内野手(3年)が4回の先制ソロを含む2安打2打点の活躍を見せた。

 憧れは巨人・岡本和。理由はチームが苦しい時に打てる主砲だからだ。0―0の4回。岡本が直球を打ち砕く。左翼席へ高校通算25号。仲間に勇気を与え、チームを勢いづける一撃で勝利に貢献し「気持ちよかった。自分は守備が下手くそ。打つしかないので打ててよかった」と笑った。

 1メートル83、93キロの堂々たる体格で、長距離砲であり、一塁手。巨人の主砲との共通点も多い男が、主役の座を奪った。4回の先制ソロに続き、5回は中前適時打で貴重な追加点。8回は粘る創価に1点差とされたが、逃げ切った。二ゴロで試合が終わり、最後は一塁手としてウイニングボールをしっかりとつかみ「勝ててうれしい」とかみしめた。

 滋賀県の琵琶湖の近くで育ち「湖で遊んだりした」と活発な幼少期を過ごし、中学から岡本和のファン。応援タオルは宝物でもある。当時から長打力が自慢だった男は高校の進路選択で大きな決断を下す。「強打の日大三は、自分に合っている」との理由で滋賀から西東京の名門への進学を決意。憧れの存在に近づくため、春1度、夏2度の優勝を誇るチームで打撃を磨いた。

 忘れられない姿がある。侍ジャパンが世界一を奪還した昨春のWBCで日本は決勝で米国と激突。岡本和も4回に左中間にチーム3得点目となるソロを放ち3―2勝利に貢献した。テレビでその雄姿を目に焼き付け「キツい試合。あそこで打つのが凄い」と振り返る。主砲としての責任、美学を見た気がした。

 憧れの岡本和は智弁学園3年時は春夏ともに甲子園に出場し、同年ドラフト1位で巨人に入団した。今春選抜出場は逃したが、今大会2アーチを記録する長距離砲は「決勝も長打を打って活躍したい。次も厳しい試合になると思うけど、みんなで力を合わせて勝ちたい」と誓う。28日の決勝の相手は早実。快音を響かせ、チームを大会3連覇に導く。(柳内 遼平)

 ◇岡本 弦士(おかもと・ゆずと)2006年(平18)9月4日生まれ、滋賀県愛荘町出身の17歳。幼稚園の頃から野球を始め、愛知川小では大淀ボーイズでプレー。愛知中では湖南ボーイズに所属。日大三では2年秋からベンチ入り。50メートル走6秒6、遠投95メートル。1メートル83、93キロ。右投げ右打ち。

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