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阪神・森下 本紙で正月対談・パリ五輪サーフィン日本代表・松田詩野に値千“金”エール弾

スポニチアネックス / 2024年7月27日 5時18分

<神・中>7回、森下は左越え3ランを放つ(撮影・後藤 大輝)

 ◇セ・リーグ 阪神5―1中日(2024年7月26日 甲子園)

 阪神は26日、球宴明け初戦の中日戦(甲子園)を5―1で制し、後半戦を白星発進した。2―1の7回に3番・森下翔太外野手(23)が勝利を決定づける左越え7号3ラン。今季は不振で2軍落ちも経験した男が、6月2日ロッテ戦以来54日ぶりの会心の一撃でチームを波に乗せた。前日25日には、スポニチ本紙で正月対談したパリ五輪サーフィン女子日本代表・松田詩野(21)にインスタグラムを通してエールを送り、その返信に自らも発奮。チーム再浮上のキーマンが、号砲を打ち鳴らした。

 試合後の森下の表情には、安堵(あんど)の色がにじみ出た。「今まで打ってなかった分が、たまたま出ただけ」。手に残る感触を確かめつつ、会心の一撃を振り返った。

 「完璧なホームランっていうのは、久々だったと思います」

 2―1で迎えた7回2死一、二塁。2番手・藤嶋がカウント1―1から投じたスプリットは、真ん中に抜けてきた。それを見逃さない。快音とともに弾き出された打球は、あっという間に左翼席へと飛び込む7号3ランと化した。初回に2点を先制して以降、スコアボードに6回まで並び続けた「0」。その連鎖を断ち切った。本塁打は6月2日ロッテ戦以来54日ぶりで、甲子園に限れば実に4月26日ヤクルト戦以来3カ月ぶりの豪快なアーチとなった。

 7月6日に不振で2軍落ち。再昇格までの約2週間でフォーム、タイミング、スイングの微調整を繰り返した。1軍にいる現在も、岡田監督の意を受けた水口打撃コーチの指導を受けながら試行錯誤を続ける。まだ完全復調には至っていない。それでも、後半戦“開幕”でチームを波に乗せる大役を果たした。

 今年1月には本紙でプロサーファー・松田詩野との新春特別対談が実現。競技の垣根を越え、同じ神奈川県出身の松田と“本音トーク”で盛り上がった。パリ五輪に臨む松田に向け、前日25日に寮の自室での休息中に「もうすぐだと思って」と思い立ち、インスタグラムで「オリンピック頑張ってください!」とエール。すると「金メダル獲ります!」と力強い返信があった。対談を通じ「プロとしての意識が高かった」と大きな刺激を受けた森下。日本時間28日早朝に第1ラウンドを控え、難攻不落と言われる競技会場タヒチの荒波に挑む同世代アスリートに、千金弾でもエールを送った。そして決意を新たにもした。

 「オリンピック(の熱い戦い)に負けないように頑張ります」

 チームは3位に浮上したが、本当の勝負はこれから。背番号1のバットは、猛虎をセ界の頂点へといざなってみせる。(石崎 祥平)

 ≪クリーンアップ打点そろい踏みで無傷4連勝≫森下と佐藤輝、大山のクリーンアップは4試合連続の今季18度目。このうち3人がそろって打点は4月3日DeNA戦、同20日中日戦、7月21日広島戦に続く4度目で無傷の4勝

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