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【男子バレー】福沢達哉氏 初戦ドイツ戦突破の鍵は石川のリーダーシップと藍のサーブレシーブ

スポニチアネックス / 2024年7月27日 11時1分

バレーボール男子日本代表の高橋藍(左)と石川祐希

 競技が本格的にスタートする27日に、52年ぶりの金メダルを狙うバレーボール男子が午後4時から1次リーグ初戦でドイツと対戦する。世界で活躍する選手を擁する日本代表の見どころやキーマンを元日本代表で大阪ブルテオン・アンバサダーの福沢達哉氏(38)が語った。

 周囲の予想を覆す快進撃で五輪切符を獲得したドイツは、世界ランクこそ11位だが、五輪でもダークホースになる可能性がある。その中でもまず警戒したいのが、“キング”の愛称を持つ絶対的エースのグロツァーだ。体格(2メートル、102キロ)から分かるように、世界最高峰のパワーの持ち主で、スパイクのコース幅もあり、ブロックに当てて決めることもできる。

 攻略の糸口となるのは、日本の持ち味であるレシーブ。例えば、あえてブロックのストレート側を空けて、そこに打たせて拾う。1本でも2本でもレシーブを上げてプレッシャーをかけ、相手が攻め急いで甘いコースに打ってきたところをブロックで仕留めるという展開に持ち込みたい。

 チーム全体としてはサーブもいい。グロツァーとカルリツェク、ブランの3選手はサービスエースを狙ってくると思うが、ここは我慢のしどころ。やっかいなのはショートサーブを交ぜてくる点だ。大胆な仕掛けをする監督の戦術も含めて、かなりしたたかな印象を受ける。日本は冷静にサイドアウトを取っていきたい。

 キーマンはキャプテンの石川。初戦ということと、勢いのあるドイツが相手ということで、自分たちが思っている以上に硬くなるもの。ただ、そのようなシビアな試合を一番乗り越えてきたのが彼だ。どんな状況でもチームを落ち着かせてくれるだろう。また、高橋藍のケガからの復帰も大きい。サーブがいいチームに対して、高橋藍、石川、山本の3人がサーブレシーブで並ぶのは世界にとっても非常に大きな脅威となる。

 まずは初戦の1セット目。付け入る隙を与えないように、先手を取れるか。力的には侮れないドイツだが、チームの完成度は間違いなく日本が上。五輪の流れをつくるという意味では、この試合が一番大事な試合になるかもしれない。石川を中心に、オリンピックモードのスイッチを自分たちで押す一戦にしてほしい。(元日本代表)

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