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序ノ口最初の取組で珍事!?結山が後頭部強打で救急搬送も勇み足で勝利 不在の状態で勝ち名乗り

スポニチアネックス / 2024年7月27日 7時12分

担架で運ばれる結山(撮影・長嶋 久樹)

 ◇大相撲名古屋場所13日目(2024年7月26日 愛知・ドルフィンズアリーナ)

 序ノ口最初の取組で、倒れた力士が土俵下で動けなくなり救急搬送されるというアクシデントが起きた。

 東序ノ口16枚目の結山(むすびやま、18=放駒部屋)が米沢龍(19=境川部屋)に寄り倒され、後頭部を強打。土俵下で仰向けのまま動けず、すぐに駆けつけた救急救命士や警備担当の親方衆らによって担架で搬送された。

 行司軍配は寄り倒した米沢龍に上がったが、物言い。土俵際で米沢龍が左足を踏み越しており、勇み足で結山の勝ちとなった。物言いの協議説明は、結山が搬送された後。勝った力士が不在の状態で勝ち名乗りの声だけが場内に響くという珍しい光景が見られた。

 放駒部屋の関係者によると、脳振とうを起こした結山は勝って勝ち越しを決めたことを病院で知り、驚いていたという。部屋の公式SNSでは「CT、MRIの検査を経て神経や骨にも異常は見つかりませんでした。大事に至らなくてよかったです」と綴られていた。

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