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梅沢富美男 売れずに腐り役者諦めかけた50数年前「バカ野郎!」と喝入れてくれた漫画界巨匠に感謝

スポニチアネックス / 2024年7月27日 17時43分

梅沢富美男

 俳優の梅沢富美男(73)が27日放送のMBSテレビ「ごぶごぶ」(土曜後1・54)に出演し、22歳のころに役者を辞めようと思ったことを番組MCのダウンタウン浜田雅功に明かした。

 15で役者を目指して兄の劇団に入った。しかし、その道は簡単ではなく「売れないのよ。小さい劇場しかやったことがないし世間の人からドサ回りとか言われるし。テレビや映画見てもおれよりヘタクソなやつがスターになってるし、今だったらまだ若いし第2の人生に遅れることもないと思ってね」と当時を振り返った。

 ほぼ決意が固まっていた中で1人だけあいさつをしておこうと思ったのが「仮面ライダー」「サイボーグ009」などを生んだ漫画家の石ノ森章太郎さんだった。

 「奥様のお母さんが、うちの母親と友達だったんですよ。先生も奥様もお芝居見に来てくれてて、かわいがってくれてたんで、先生だけにはちょっと言っておこうかなと思ってね」と、石ノ森さんの家を訪れてあいさつしたところ「なんでやめるんだ?」と聞かれた。細かく説明するのが面倒に感じた梅沢は「壁ですかね」と簡単に伝えた。すると石ノ森さんは「何言ってんだ、このバカ野郎」と叱った。「おめえみたいな無名の役者に壁があるか。壁ってのは売れた人が言うんだよ。おれが何書いても仮面ライダーだったら壁だよ。役者さんはいろんな役をやって、何やっても同じだったら壁だよ。壁はお客さんが決めるんだ。おまえみたいな無名の役者に壁はない」と、若くて甘かった梅沢を完膚なきまでに打ちのめした。ただ最後に「必ず売れるから頑張れ」と激励をすることも忘れなかった。

 日本マンガの歴史を作った巨匠の言葉で発奮し、大衆演劇の頂点を極めた梅沢。「先生の言葉がなかったら梅沢富美男はなかったかもしれないね」と、懐かしそうに50年前を思い返していた。

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