【バスケ男子】日本 前半善戦しながら黒星発進…八村＆渡辺雄が奮闘もW杯王者ドイツに20点差の完敗

ドイツ・ボンガ越しの豪快ダンクを叩き込む日本・八村塁（AP）

　◇パリ五輪第2日　バスケットボール男子1次リーグB組　日本77ー97ドイツ（2024年7月27日　ピエール・モロワ競技場）

　男子バスケットボール日本代表（世界ランク26位）は、パリ五輪1次リーグB組初戦で昨夏のW杯王者ドイツ（同ランク3位）と対戦。日本の大黒柱である八村塁（26＝レイカーズ）が20得点10リバウンドのダブルダブル、渡辺雄太（29＝千葉）も4本の3Pシュートを決めて16得点をマークして奮闘したが、ドイツに敗れて77ー97で黒星発進となった。

　昨夏のW杯で1976年モントリオール五輪以来、48年ぶりに自力で五輪出場を決めた男子バスケットボール日本代表。NBA経験者の八村、渡辺雄そして日本の未来を担う河村、富永など“史上最強”の12人が選出された。

　五輪初戦は八村、渡辺雄、河村勇輝（23＝横浜BC）、吉井裕鷹（26＝三遠）、ジョシュ・ホーキンソン（29＝SR渋谷）の5人が先発に名を連ねた。

　前半から日本はW杯王者に善戦した。第1Q残り7分30秒に八村のジャンプシュートがチーム初得点。さらに渡辺雄の連続3Pシュートなどで食い下がる。残り1分23秒には途中出場の富樫勇樹（30＝千葉）も3Pシュートを決めて、このクオーターは28―21で終えた。

　第2Qは得点を重ねる中で、残り8分30秒には八村がドライブインから豪快なダンクを叩き込むと吠えてチームを鼓舞した。前半は44ー52と8点差で前半を折り返した。

　第3Qも渡辺雄の3Pシュートが後半初得点。その後も八村の3Pシュートやホーキンソンのダブルダブルの活躍もあったが、昨夏W杯のMVPデニス・シュルーダ―（30＝ネッツ）のスピードを止められずこのクオーターは61―74とリードを広げられた。

　最終クオーターも残り8分25秒で河村のトップからのディープスリーを決めると会場は大熱狂。しかしその後、7―0のランで突き放されてしまって初戦は黒星発進となった。

　チームトップは八村の20得点、続いて渡辺雄の16得点をマークした。ホーキンソンも13得点11リバウンドのダブルダブルでチームを支えた。

　3Pシュートは34本試投で12本成功。3P成功率は35％と目標の40％には届かなかった。

　日本の次戦は日本時間31日に開催国フランス（同ランク9位）と対戦する。