中日 4連敗でとうとう借金10 甲子園では7戦未勝利 立浪監督「この球場では、本当に…」

＜神・中＞　5回終了時、うなだれながらベンチに戻る中日・メヒア（右から2人目）　（撮影・後藤　大輝）

　◇セ・リーグ　中日3ー7阪神（2024年7月27日　甲子園）

　中日は4連敗で、今季ワーストを更新する借金10に膨らんだ。

　先発・メヒアは5回7失点で7敗目。初回1死二塁で森下に左前適時打され、先制点を献上。3回1死一、二塁では、またも森下に左前適時打。その後2死満塁で、前川に左翼線付近に落ちる2点打された。

　この打球を巡っては、立浪監督がリクエストを要求。しかし、責任審判の嶋田二塁塁審は「打球のフェア、ファウルについて中日側がリクエストしようとしましたが、スクリーンに映像が映った後なので受け付けません」と場内に説明。リクエストを認められず、2死一、三塁で再開。悪い流れのまま、木浪にも右前適時打を許し、この回一挙4失点。試合の流れを手放した。

　立浪監督は、「（メヒアは）よーいドンで、ベースカバーが遅れて（初回先頭・近本の一塁内野安打）からの失点。チームの士気を下げる。球自体は強いですが、投げミスや逆球が多い。（次回登板は）1回、考えないといけない」とした。

　これでチームは甲子園では6敗1分けで、開幕から7戦未勝利。指揮官は「この球場では、本当に、なかなかうまくいけていない。何とか明日以降、やっていくしかない。借金も増えてきたが、毎日試合は続くので、反省して、次に向かっていく」と話した。