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【柔道】男子日本代表・鈴木桂治監督 永山敗戦の不可解判定を抗議も審判団「笑っていた」パリ五輪

スポニチアネックス / 2024年7月28日 5時4分

男子60キロ級、準々決勝での説明を求める鈴木桂治監督(左)と古根川コーチ(左から2人目)(撮影・平嶋 理子)

 ◇パリ五輪第2日 柔道男子60キロ級(2024年7月27日 シャンドマルス・アリーナ)

 男子日本代表の鈴木桂治監督が、五輪初出場で銅メダルを獲得した永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)が、不可解判定により準々決勝で敗れた件について言及。「“待て”が掛かって絞めさせ続けることは、あってはいけないこと。あり得ないこと」と語気を強めた。

 永山は準々決勝で23年世界王者のフランシスコ・ガリゴス(スペイン)と対戦。寝技の争いとなり、相手の絞めを必死に防いでいたところ、主審から「待て」のコールが掛かった。しかしその後も約6秒間、相手は絞めを継続。再度、主審から待てが掛かった際、先に力を緩めた結果、落ちてしまったため、一本負けが宣告された。

 準々決勝後のブレーク中、日本で独自に撮影した試合映像を持参して審判団に抗議を行った鈴木監督によると、永山が実際に絞め落とされたという事実を述べるのみで、一本の判定については誤りを認めなかったという。挙げ句、主審は「待てを掛けたのが間違いだった」と主張したといい、審判団トップの1人は「笑っているわけですよ」とまともに取り合ってもらえなかったことを明かした。

 安全面、倫理面でも多くの疑義が残った今回の判定。鈴木監督は「待てと言われた後も6秒間、絞め続けることが柔道精神に則っていますか?今のIJF(国際柔道連盟)が一生懸命掲げている柔道精神というものは、どうなんですか?ということ。フェアプレーですか?スポーツ精神に則ってますか?柔道精神に則ってますか?ということを僕は何回も聞いたんですけど、結局そこの返事は返って来なかった」と厳しい表情で語った。

 永山は心身共にショックの残る敗戦後も立て直し、敗者復活戦、3位決定戦と勝ち抜いて銅メダルを確保。「自分の隙が生んだ負けだと思う」と語った男子柔道のトップバッターに、「日本代表としてしっかり戦ってくれた。感謝したいと思う」と称えた。

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