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【パリ五輪開会式】セリーヌ・ディオン 圧巻、大トリ唱「愛の讃歌」 難病との闘い 復活の美声響いた

スポニチアネックス / 2024年7月28日 4時3分

エッフェル塔の上で「愛の讃歌」を歌唱するセリーヌ・ディオン(OBS提供・AP)

 ついに幕を開けたパリ五輪。開会式では夏季大会として史上初めてスタジアムを離れ、選手団が船でパレードするセーヌ川のほとりには世界的歌姫がズラリ。神経系の難病スティッフパーソン症候群で闘病中のセリーヌ・ディオン(56)やレディー・ガガ(38)らが美声を響かせた。

 大トリを飾ったのは、映画「タイタニック」の主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」などで知られるセリーヌの復活ステージだった。

 気球を模した聖火台に灯がともり、ゆっくりパリ上空へ浮上していくと、エッフェル塔の特設ステージでセリーヌが歌い始めた。ピアノの伴奏とともにシャンソンの名曲「愛の讃歌」を熱唱し、多くの観客を感動に包んだ。

 2022年に進行性の神経疾患「スティッフパーソン症候群(SPS)」で闘病していることを公表。患者は100万人に1、2人とされる難病で、体幹や腹部の筋肉が徐々に硬くなりこわばる症状で知られる。歌唱の際に声帯をうまく使えず、歩行も困難な状況で、翌23年のツアーなどを全て中止していた。

 そんな中で開幕前の23日、セリーヌがパリ市内のホテルに到着した様子を海外メディアが一斉に報道。一部では「200万ドルという高額な報酬を受け取るとみられる」などと報じるメディアもあり、96年のアトランタ大会以来、28年ぶりとなる五輪開会式でのパフォーマンスを期待する声が高まっていた。ただ体調には不安が残っており「もしセリーヌの歌唱が難しかったら、代わりにガガが歌うのでは」と予測するメディアもあった。

 さまざまな臆測が飛び交う中で、セリーヌは病気の影響を一切感じさせない美声を世界中に響かせてみせた。カナダ出身で母語でもあるフランス語で、フランスの名曲を歌い、元気な姿を全世界に印象づけた。

 歌唱後には自身のSNSを更新し「私の大好きな都市に戻ってこられて喜びでいっぱいです!」と感謝。「私たちは皆さんが頂点を目指すためにどれほど懸命になったかを知っています。集中を続けて、前進し続けてください。私の心は皆さんとともにあります!」とアスリートたちにエールを送った。

 ≪東京五輪ではmiletが披露≫

 ▽愛の讃歌 仏シャンソン歌手のエディット・ピアフの曲で、世界中の歌手に歌い継がれてきた。日本では岩谷時子さんの訳詞で越路吹雪さんが歌ったものが特に有名。69年には同曲でNHK紅白歌合戦に出場した。その後も大竹しのぶ(67)や美輪明宏(89)らが歌唱。21年の東京五輪の閉会式では歌手のmilet(年齢非公表)が披露したことでも知られている。

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