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綾羽は春夏通じて初の甲子園ならず 主将の楠橋は涙「歴史を変えてやるぞっていう気持ちだった」

スポニチアネックス / 2024年7月28日 6時33分

<滋賀学園・綾羽>準優勝の綾羽ナイン(撮影・岸 良祐)

 ◇第106回全国高校野球選手権滋賀大会決勝 綾羽0ー5滋賀学園(2024年7月27日 マイネットスタジアム皇子山)

 春夏通じて初の甲子園出場を狙った綾羽だが、攻守ともに及ばなかった。

 初回1死満塁から内野ゴロと失策で2点を失うと、3回は押し出し死球で追加点を許した。6回も失策絡みで2点を失うなど、2失策がいずれも失点につながった。

 打線は滋賀学園の好投手・脇本耀士(3年)の前に5回まで無安打。9番・北川陽聖(2年)の2安打に抑えられ、最後までホームが遠かった。

 主将の楠橋琉生(3円)は気丈に取材に応じていたが、こらえきれず赤く腫らした目元を拭った。

 「綾羽に入った時に、歴史を変えてやるぞっていう気持ちだった。相手の校歌が流れている時に負けたんだなと実感した。悔しい気持ちでいっぱいです」

 本気で勝ちに行ったからこそ、悔しさがあふれた。1年生の時から、自分たちの代では主将に立候補すると心に決めていた。嫌われ役になることも承知の上で、周囲に厳しい言葉を投げかけた。その分、誰よりも練習してきたという自負が心を強くした。1年生大会と今春3回戦で敗れた相手にリベンジはならなかった。

 千代(ちしろ)純平監督は「ここまで1年間、本当に苦しみながらも自分の姿勢を一貫して、他の選手を引っ張ってくれた。キャプテンにはありがとうということしかないです。このチームは楠橋のチームです」と称えた。

 25日の準決勝では、滋賀大会5連覇中の近江から公式戦初勝利を挙げるという成果もあった。千代監督は「秋は1回、春は2回しか勝てなかったチームが、5回勝って力をつけてきてくれた。こういう姿を、きょう出場した2年生の北川陽聖を中心に、つないでいってもらいたい」と期待した。

 北川も新チームへの意気込みを口にした。

 「自分の2本は先輩たちの声があって打てた2本だと思っています。今日の試合は2年生で僕だけが出られたので、僕にしか分からないこともあると思う。その経験をしっかり生かして次のチームを引っ張っていきたい。(新チームでは)キャプテンに立候補するつもりです」

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