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大阪桐蔭 「痛快」5回コールドで昨年敗れた履正社にリベンジ 単打単打で12得点

スポニチアネックス / 2024年7月28日 6時33分

<大阪桐蔭・履正社>決勝進出を決めた大阪桐蔭ナイン(撮影・後藤 正志)

 ◇第106回全国高校野球選手権大阪大会準決勝 大阪桐蔭12ー2履正社(2024年7月27日 大阪シティ信金スタジアム)

 大阪大会準決勝では、2年ぶりの出場を目指す大阪桐蔭が履正社を12―2の5回コールドで下し、4年連続の決勝に駒を進めた。昨夏決勝で敗れた宿敵に計11安打12得点の猛攻で雪辱し、28日に東海大大阪仰星との決勝(シティ信金)に臨む。

 常勝軍団・大阪桐蔭の丸1年かけた雪辱への準備が、衝撃的な結果をもたらした。

 昨夏決勝では履正社に0―3の敗戦。その一戦に先発出場していた4番・徳丸快晴(3年)は、昨年の反省を糧としてチームに還元してきた。「去年は粘ることすらできずに完敗だった。夏に向けて全員で粘り強さを身に付けようとやってきました」。結果的に4イニング12得点の大勝だが、その内訳は11安打中、長打は1本。0―2の初回に5安打5得点、2回には4安打6得点。ひたすら単打を浴びせ続け、5回コールドで試合を決着させた。

 1年前の対決では、相手先発・福田幸之介(現中日)が投じる150キロ超の速球をはね返そうと力んだことが裏目に出た。だから徳丸は今大会中に4番に変わっても「自分が4番だから(意識を変える)とかはない」と強引さとは無縁だった。0―2の初回1死一、三塁では左中間への適時二塁打。逆らわない一打が逆転劇を呼び、「みんなが球を叩き、軽打をしたから大量得点につながったと思います」とうなずいた。

 主に4番に座ってきたラマル・ギービン・ラタナヤケ(3年)が4試合連続で先発落ちするなど試行錯誤を続けてきた打線が大一番で見違えた。その変身ぶりには西谷浩一監督も「なかなか思い切りのなかった打線が目覚めてくれた」と目を丸くする。宿敵の履正社からのコールド勝利は07年5回戦を7―0の7回コールドで制して以来17年ぶり。「大阪2強」と呼ばれるライバル関係が、絶対王者をさらに強くした。2年ぶりの夏の聖地まで、あと1勝だ。 (河合 洋介)

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