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ソフトバンク・有原 “夏休み不要”直訴で105球完封 マダックスあと一歩に「いつかはやりたいです」

スポニチアネックス / 2024年7月28日 5時2分

<ソ・オ>お立ち台でポーズを決めるソフトバンク・有原(左)と甲斐   (撮影・成瀬 徹)   

 ◇パ・リーグ ソフトバンク3ー0オリックス(2024年7月27日 みずほペイペイD)

 ソフトバンクの有原航平投手(31)が27日、オリックス戦で今季初完封し、球団では06年の斉藤和巳(現4軍監督)以来18年ぶりの両リーグ10勝一番乗りを果たした。球宴第2戦での登板から中2日での快投。正確なコントロールで2安打に抑え、三塁も踏ませなかった。チームは連勝を3に伸ばし、28日にも優勝マジックが点灯する。

 8回を終えて球数は88。有原の脳裏には100球未満での完封勝利「マダックス」があった。投げ抜いた結果は105球。初の快挙こそ逃したが、通算6度目で今季初めての完封を成し遂げた。

 「最後に少し(球が)ばらつきましたね。いつかは(マダックスを)やりたいですけど結果ゼロで良かった」。2安打無失点で両リーグの10勝一番乗り。球団では06年の斉藤和巳(現4軍監督)以来18年ぶりで「うれしいですね」と少しだけ表情を緩めた。

 初回に先頭・中川にストレートの四球を許したが、「際どく狙ったところにいってた」と意に介さなかった。指先の感触を信じて腕を振り、1死後に紅林を遊ゴロ併殺に抑えた。7回までわずか1安打。8回に先頭の杉本に2安打目となる左前打を浴びたが、頓宮を中飛、宗を三ゴロ併殺に抑えた。「ツーシームが良かったですね」。初回、8回の併殺はいずれも得意球が決め球だった。

 “夏休み不要”を首脳陣に直訴し、快投につなげた。球宴第2戦での登板から中2日での先発。小久保監督によると登板間隔を1週間ほど空ける選択肢もあったが、登板を志願した。指揮官は「言うことありません。素晴らしい投球」と絶賛し、「本人が投げたいということだったのでね。凄く頼もしいですよね」と目を細めた。倉野投手コーチも「安心、ありがたい、素晴らしい」と賛辞を送った。

 有原はソフトバンク移籍2年目で初めて本拠地で完封勝利を果たし、「今週末に投げさせてもらいたかったので。言ったからには勝とうと。うれしかった」と充実感に浸った。有言実行のエースが積み上げた白星はNPB通算で節目の80勝目になった。

 チームは球宴を挟んで3連勝。早々と3カード連続の勝ち越しを決め、28日にも優勝マジック43が初点灯する。「次の1試合で1勝を取れるように、また頑張る」と有原。頼もしいエースが4年ぶりのリーグ制覇へチームを導く。 (井上 満夫)

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