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阪神・大竹 志願8回128球1失点で7勝目「もう一皮むけるために」 今季最長&プロ最多熱投 

スポニチアネックス / 2024年7月28日 5時15分

<神・中> お立ち台でともにアイブラックポーズを決める阪神・大竹(左)と森下(撮影・大森 寛明)

 ◇セ・リーグ 阪神7ー3中日(2024年7月27日 甲子園)

 志願のマウンドで白星をつかみ取った。阪神・大竹は今季最長8回を7安打1失点の粘投で7勝目。プロ最多128球の熱投で甲子園での中日戦は無傷の2勝だ。

 「この点差でいくべきだと思った。自分がもう一皮むけるために、もっともっと良くなっていくというステップを踏むためには、あそこでいかないといけないかなと」

 当初は7回で降板予定だった。しかし首脳陣に続投を直訴。「自分で言いにいきました」。この心意気に岡田監督も“親心”をのぞかせ続投を決断。「(完封は)甲子園でやってなかったんやな。だから甲子園でしたかったんちゃうか」。結果は1点を失って降板。それでも7年目左腕は「整列したときにちょっといじられました」と苦笑いだった。

 この日奪った6つの三振のうち、4つが直球と要所でキレが光った。1点を失った8回2死一、三塁では代打・中島を140キロの内角低め直球で見逃し三振に仕留め、反撃を許さなかった。

 「145キロぐらい出ていたし、今年では一番(球が)走っていた。ストレートを大事な場面で真っすぐをいけるようなそういう準備はしておきたい」

 前回17日巨人戦(東京ドーム)では、移籍後最短4回2/3でKOされたが雪辱を果たした。昨年7月は防御率4・12、8月は4・41と夏場に苦戦したのは過去の話。今年は7月に早くも3勝だ。夏が似合う男になってきた。(杉原 瑠夏)

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