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亀山つとむ氏 スイングに迷いがなくなった阪神・森下 相手の配球から内角直球をつぶしたことで得点力向上

スポニチアネックス / 2024年7月28日 5時18分

亀山つとむ氏

 ◇セ・リーグ 阪神7ー3中日(2024年7月27日 甲子園)

 【亀山つとむ 視点】森下はスイングに迷いがなくなった。ファーストストライクから積極的に行く姿勢が実を結び、相手の投げミスをしっかり捉えることができている。状態が悪いときは、振り遅れてファウルを重ね、カウント負けをしていたが、今は内角直球に対応できている。

 相手の配球から、森下が内角直球をつぶしたからこそ、3回の大山の打席では相手バッテリーに「もっと厳しくいかないと」というプレッシャーをかけて死球を得たし、5回の佐藤輝には得意とする緩い変化球が来る流れにつなげた。こうした連鎖が得点力アップを呼んでいる。

 いい形で先制ができているから、3回には近本、中野でヒットエンドランを仕掛けるなど、攻撃のバリエーションを増やすことも可能になった。相手投手に疲れが出てくる夏に、この流れをしっかり継続することが必要だ。いい流れが来ているときこそ、攻撃には欲を出し、味方の投手を少しでも楽にさせてほしい。

 ただ、これで打線が安泰だと思うのは早計だ。流れは確かにあるが、基本的には「投高打低」のチーム。ここで気を抜いたら、たちまち元に戻る。1点の重みは前半戦で嫌というほど味わったはず。いつでも打てると雑になってはいけない。せっかくつかんだ流れをチーム全体で大事にすることが混戦を抜け出す一歩につながる。(スポニチ本紙評論家)

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