1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

阪神・森下 V撃だ今季初猛打賞だ!! 昨季7、8月で28打点の夏男お目覚め

スポニチアネックス / 2024年7月28日 5時18分

<神・中> 5回1死二塁、佐藤輝の適時二塁打で生還した阪神・森下はナインとタッチをかわす(撮影・大森 寛明)

 ◇セ・リーグ 阪神7ー3中日(2024年7月27日 甲子園)

 阪神は27日、中日戦(甲子園)に7―3で勝利して3連勝を飾った。前日26日に54日ぶり一発を放った森下翔太外野手(23)がプロ2年目で初の第1打席からの2打席連続タイムリー。先制打を含む3安打2打点で今季初猛打賞も記録した。チームは初回に先制した試合は今季11試合で1分け挟み9連勝。今季甲子園での中日戦連勝も6連勝に伸ばした。勝負の後半戦を連勝へと導いた背番号1が“夏男”の幕開けを告げた。

 森下のバットが“夏本番”モードに突入した。前日26日の7回2死一、二塁から打ち鳴らした7号3ランの号砲から一夜明け、プロ初の1、2打席連続タイムリーを含む今季初の猛打賞。7、8月で28打点を稼いだ1年目の昨季をほうふつさせる勝負強さを発揮した。

 「自分のために犠牲になってくれているので。昨日は1打席目に三振してしまって。それも含めて今日はより集中していました」

 初回だ。先頭の近本が一塁への内野安打で出塁すると、続く中野は前日に続く犠打を決めて1死二塁の先制機をつくった。1ボールからメヒアの外角直球を引っ張り込んだライナー性の打球は瞬く間に左翼・福永の前で弾む適時打。三振を喫していた前日と同じ轍(てつ)は踏まなかった。1―0の3回1死一、二塁ではカウント1―1から高め直球を引っ張り込んで三遊間を破る適時打。5点優勢の5回1死無走者では左翼線への二塁打を放ち3安打目。自らのバットで“夏男”開幕の号砲を打ち鳴らした。

 背番号1が奏でた初回の適時打で、チームは初回に先制した試合はこれで今季11試合で1分け挟み9連勝。「先行逃げ切り」の鉄板パターンへ導いた。岡田監督も「甲子園で、先に点取ってね。こっちのペースというかそれに持っていけると全然違うよ、雰囲気が」とうなずいた。それでも、森下の打撃状態に話が及ぶと、前夜に続き「おーん、いやまだまだと思うよ」と期待値が高いからこそ、厳しかった。

 森下自身も指揮官のメッセージは理解している。現在も試合前の打撃練習時からタイミングの取り方や、理想の構え、スイングは試行錯誤を続けている段階。好調時の証でもあるファーストストライクをこの日の1打席目は仕留めても「(結果が出ているのは)まだ2試合なので。ヒットはいい形で出てますけど継続しないとダメ。波を少なくして後半戦は乗り切りたい」と満足することなく、さらなる上昇を期した。

 森下の今季5度目の勝利打点で、チームは今季甲子園での中日戦6連勝を飾り、7月の負け越しを回避。「明日(28日)勝った方が勢いも止まらずにジャイアンツ戦に行けると思う。明日の試合はより大事」。宿敵との3連戦を前に、猛虎屈指のクラッチヒッターがまずは同一カード3連勝へ導く。(石崎 祥平)

 ○…阪神は今季47度目の先制で33勝12敗2分けの勝率・733。初回の先制は11度目で9勝1敗1分けの勝率・900。4月20日の中日戦から1分けを挟んで9連勝中。森下の初回先制打は6月2日ロッテ戦の左越えソロ以来今季2度目で、どちらも勝利打点。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください