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角田夏実がYAWARA以来5大会20年ぶり48キロ級で金!パティシエになる未来も?階級変更から5年

スポニチアネックス / 2024年7月28日 1時7分

角田夏実

 ◇パリ五輪第2日 柔道(2024年7月27日 シャンドマルス・アリーナ)

 日本選手団のパリ五輪メダル1号、夏季五輪通算500個目は金メダル!柔道女子48キロ級日本代表の角田夏実(つのだ・なつみ、31=SBC湘南美容クリニック)が27日、決勝で世界ランク2位のバーサンフー・バブードルジ(24=モンゴル)と対戦し、伝家の宝刀である巴投げで技ありを奪い勝利。最後までニッポン柔道の強さを示し、五輪初出場で悲願の金メダルに輝いた。

 1回戦から得意技の巴投げから、流れるような寝技への動きを見せた角田。相手は分かっているはずなのに回避できない。特に準々決勝で見せた巴投げは、マンガのように相手選手が宙をクルリと一回転する完璧な一本だった。準決勝では6分55秒の激闘を制すなど最後まで自分を信じ、最後も必勝パターンの巴投げで強敵を退けた31歳が、夢の舞台で頂点に立った。

 柔道日本女子では最年長記録となる、31歳で迎えた初の五輪。パティシエになる人生もあった遅咲きのニューヒロイン。フランス料理に代表されるようにスイーツの本場で、ニッポン柔道は甘くないというところを大国・フランスに、そして世界に示した。

 ☆生年月日 1992年(平4)8月6日生まれ、千葉県出身の31歳。八千代高、東京学芸大を経てSBC湘南美容クリニック所属(了徳寺学園時代含む)。サイズは1メートル61。家族は両親と姉。

 ☆競技歴 小2で柔道を開始。高校時代は2年でインターハイ3位。東京学芸大ではサンボや柔術などの練習で寝技や関節技の技術を高めたことで才能が開花し、3年で大学日本一。社会人1年目の16年グランドスラム東京大会では決勝で阿部詩を破り優勝。52キロ級での東京五輪出場が絶望的となり、19年秋に48キロ級に転向。21~23年世界選手権を3連覇し、昨年6月にパリ五輪代表に内定。

 ☆ケーキ屋さん 高校時代は成績が頭打ちとなり、高校3年間で柔道をやめて美容師を目指そうとしていた。その後、父・佳之さんの趣味だったお菓子やケーキ作りに感化され、パティシエになるために専門学校進学を本気で考えた。

 ☆サイクリング 学生時代からオフはサイクリングを楽しむ。思いつきで鎌倉や秩父まで行ったり、泊まりがけで日光まで行ったことも。

 ☆ランディ君 中学時代に取り組んでいた、内股の練習の通称。佳之さんが経営していた接骨院に置いてあったメジャー通算303勝左腕のランディ・ジョンソンの等身大パネルに向かって、内股の跳ね足で丸めた柔道着を当てる練習方法。佳之さんが飽きさせないために考案した方法だった。

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