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15年選抜準Vの東海大札幌 大脇監督から遠藤コーチに指揮官交代を発表 22年目の決断

スポニチアネックス / 2024年7月28日 5時2分

監督交代の経緯を話す大脇監督

 春夏計11度甲子園出場の東海大札幌・大脇英徳監督(49)が27日、札幌市内で同日付での監督交代を発表した。東海大相模出身で、昨春からチームを指導する遠藤愛義コーチ(39)が後任となる。2003年に監督就任すると、14年夏に甲子園出場を果たし、15年春の選抜甲子園では準優勝の快挙に導いた。北海道を代表する指揮官は今後も広い視点で同校野球部に関わっていく。

 監督22年目を迎えた大脇監督が熟考し、大きな決断を下した。この日、部員に遠藤新監督への交代を伝え、保護者にも説明した。大脇監督は「勝負の世界なので、という思いもある。(交代は)ただ“タイミング”のひと言」と話した。

 99年に社会人野球のNTT東日本で現役を引退。母校に戻り、部長を経て03年から監督を務めてきた。エース西嶋亮太のスローカーブで話題となった14年夏、さらに15年春の選抜は決勝で敦賀気比(福井)に敗れたが、道勢52年ぶりの決勝進出を果たした。

 後を託す遠藤コーチは、母校の東海大相模で門馬敬治監督(現・創志学園監督)とのコンビで、コーチとして7年間育成に尽力。昨春からは東海大札幌に異動し、精力的に選手と向き合ってきた。大脇監督は招へいした際から遠藤コーチに将来的なことも含めて伝えており、「適任だと思うし、応援されるチームを継続してほしい」と期待を込めた。

 今後も同校野球部に関わり、「進路、高大連携など、これまでと違う立ち位置で関わっていきます」とビジョンを明かした。当面肩書はつけず、より広い視野と視点で高校と東海大札幌キャンパスの野球部を後押ししていく。

 東海大四(当時)を皮切りに東海大、そして指導者として計32年間縦じまのユニホームに袖を通してきた。今年は創部60周年で、大脇監督は「新しい(東海大)札幌高校としてのスタートを切りたい」とも明かした。春夏計11度甲子園出場の強豪は、新体制で頂点を目指す。

 ◇大脇 英徳(おおわき・ひでのり)1975年(昭50)6月22日生まれ、旭川市出身の49歳。東海大四では3年夏に捕手、4番・主将として甲子園に出場。東海大卒業後、社会人野球・NTT東日本を経て00年に母校に赴任。部長として01年春、監督として14年夏と15年春に甲子園出場。

 ◇遠藤 愛義(えんどう・なるよし)1984年(昭59)9月23日生まれ、神奈川県大和市出身の39歳。東海大相模で主将を務め、3年夏は神奈川大会決勝敗退。東海大では全日本大学選手権、明治神宮大会に計4度出場。06年に東海大コーチとなり、その後は東海大菅生(東京)でコーチ、部長、16年春から22年まで東海大相模でコーチを歴任した。

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