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健大高崎“鬼門”突破 いざ春夏連覇!過去8大会で6度敗退の決勝制し9年ぶり!

スポニチアネックス / 2024年7月28日 5時2分

<健大高崎・前橋商>優勝し、マウンドに集まり喜ぶ石垣(右から3人目)ら健大高崎ナイン(撮影・五島 佑一郎)

 ◇第106回全国高校野球選手権群馬大会決勝 健大高崎5―1前橋商(2024年7月27日 上毛新聞敷島)

 第106回全国高校野球選手権(8月7日開幕、甲子園)の出場校を決める地方大会は27日、26大会で36試合が行われ、16大会で代表校が決定。群馬大会では今春の選抜覇者・健大高崎が前橋商を5―1で下し、2015年以来9年ぶり4度目の出場を決めた。選抜決勝の再現となる石垣元気―佐藤龍月のスーパー2年生リレーで「鬼門の夏」を突破。甲子園では史上8校目の春夏連覇を目指す。

 選抜決勝と同じスーパー2年生コンビの継投。石垣は佐藤が最後の打者を空振り三振に斬ると、ベンチを飛び出した。マウンドで抱き合って喜ぶ。

 石垣「うれしい。自分が甲子園に導く気持ちでした。甲子園で春夏連覇したい」

 佐藤「受け身にならず、自分たちも向かっていけば優勝できる」

 右腕の石垣は桐生第一との3回戦で群馬大会史上最速の153キロを計測。紅白戦では154キロを出したが、公式戦では自己最速だった。「直球が一番自信がある」と決勝でも153キロを再びマーク。右足がつって予定より1イニング早く降板したが、90球で6回1失点、8奪三振の力投だった。

 「来年までに160キロを投げたい。甲子園で155キロを出す」。選抜優勝後に15キロの鉄の棒を両手で頭の上に掲げて、スクワット50回を3セットする下半身強化メニューを取り入れた。球速は選抜から3キロもアップした。

 名前は「元気」。出産予定日から10日も遅れ、両親は候補の「歩夢」から「ただただ元気に生まれてきてほしい」と名前を変えた。3900グラムのビッグベビーは、4人きょうだいで1人だけ完全母乳で育った。ぶっきらぼうな中学時代は母・美樹さん(46)と口を利かない時期もあったが、選抜優勝後に「応援ありがとう。夏も連れて行くから」とLINEを送った。美樹さんは「初めてありがとうと言われた」と喜び、約束を守った愛息を涙目で見つめた。

 後を受けたエース左腕の佐藤が3回無安打無失点で9年ぶりの出場を決めた。同校にとって夏の決勝は鬼門で、過去8大会は6度進出も敗戦(20年は独自大会)していた。青柳博文監督は母校の前橋商に勝利し「もう夏は出られないかと思った。初出場だと思って行きたい」。選抜は全5試合を継投した2年生コンビ。史上8校目の春夏連覇へ向かう。(神田 佑)

 ≪3打点の箱山 歓喜の号泣≫プロ注目捕手の4番・箱山遥人主将(3年)が初回に先制犠飛、1―1の5回に勝ち越しの犠飛。押し出し死球も含めて計3打点で貢献した。巨人、阪神など8球団のスカウトが視察する中で甲子園切符をつかみ「素晴らしい試合をさせてもらって甲子園で負けられない。春夏連覇したい」と号泣。今春選抜後に高校日本代表候補の強化合宿に招集された世代No・1捕手は「プロに行きたい思いがある。チームのためにプレーすれば結果につながる」と語った。

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