1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

角田夏実が感涙…金メダルの重圧「ずっと目をそらしてきたけど、現実になって良かった」日本パリ1号

スポニチアネックス / 2024年7月28日 1時27分

感涙する角田夏実(ロイター)

 ◇パリ五輪第2日 柔道(2024年7月27日 シャンドマルス・アリーナ)

 日本選手団のパリ五輪メダル1号、夏季五輪通算500個目は金メダル!柔道女子48キロ級日本代表の角田夏実(つのだ・なつみ、31=SBC湘南美容クリニック)が27日、決勝で世界ランク2位のバーサンフー・バブードルジ(24=モンゴル)と対戦し、伝家の宝刀である巴投げで技ありを奪い勝利。最後までニッポン柔道の強さを示し、五輪初出場で悲願の金メダルに輝いた。

 畳に美しい一礼をした後、「まだ、あんまり実感ないんですけど、顔が痛いなと思っていて(笑い)。ずっと、ここを目指してやってきたので、コーチがうれしがってくれたので、1番うれしかったです。途中、なかなか(技が)かかんなくなったり、対策されてるなという部分もあったけど、最後まで自分を信じて戦おうと思いました。いつもの大会とは全然違って、プレッシャーや不安が多かったんですけど、ここで1つ成長できたかなと思います」と目を潤ませながらはにかんだ。日本勢パリ1号のメダルとなり、「ずっと目をそらしてきたけど、現実になって良かったです」と安どの表情も見せた。

 1回戦から得意技の巴投げから、流れるような寝技への動きを見せた角田。相手は分かっているはずなのに回避できない。特に準々決勝で見せた巴投げは、マンガのように相手選手が宙をクルリと一回転する完璧な一本だった。準決勝では6分55秒の激闘を制すなど最後まで自分を信じ、最後も必勝パターンの巴投げで強敵を退けた31歳が、夢の舞台で頂点に立った。

 畳の上では目を潤ませながらも涙を流さなかった角田だったが、畳を降り関係者に祝福を受けると、大きな瞳から歓喜の涙がこぼれ落ちた。

 谷亮子が04年アテネ大会で獲得して以来、5大会ぶりとなる女子48キロ級の金メダル。日本柔道の傍流をひたすら突き進み、国民的ヒロインと同じ境地にたどり着いた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください