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大谷翔平 自己最速タイ191キロ弾は「打った感覚は今まででトップ。飛距離も打感も角度も全部良かった」

スポニチアネックス / 2024年7月28日 11時36分

3回に32号を放ち、打球を見上げるドジャース・大谷(AP)

 ◇インターリーグ ドジャース6-7アストロズ(2024年7月27日 ヒューストン)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が27日(日本時間28日)、敵地でのアストロズ戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で2戦ぶりの一発とする今季32号本塁打を放った。第4打席でも左前適時打を放ち、今季5度目の3試合連続マルチ安打をマークした。また、四球で出塁した8回には2021年の自己最多に並ぶ26個目の盗塁に成功。これで年間39盗塁ペースとし、日本選手初のトリプルスリー、40本塁打&40盗塁も視野に入ってきた。しかし、チームは最大5点のリードを守り切れずに今季7度目のサヨナラ負けを喫し、2連敗となった。

 試合後、ミニッツメード・パーク史上2番目の飛距離となった本塁打の感触を問われた大谷は「打った感覚は今までの中でもトップじゃないかなといくくらい。飛距離も打感も角度も全部良かったんじゃないかと思います」とコメント。パワーアップしている要因については「走る方も動けている証拠。それがパワーという面でもいい方向に作用しているのかなと思います」と自己分析した。

 大谷は3回先頭で迎えた第2打席。大谷はカウント2―1から甘く入った速球を強振すると、その瞬間に本塁打を確信した。打球速度118.7マイル(約191.0キロ)、29度の角度で打ち上がった打球は443フィート(約135.0メートル)の右翼席上段で弾んだ。この特大の一発に敵地も騒然となった。打球速度118.7マイル(約191.0キロ)は本塁打では自己最速タイ。全打球の中でも4位タイとなる超速弾となった。年間本塁打ペースは自己最多を記録した2021年の46本塁打を上回る48発ペースとキャリアハイを更新するペースで量産している。

 試合前には3冠王を争うブレーブス・オズナがメッツ戦で2戦連発とする30号を放ち、大谷に1本差に迫った。しかし、その後に行われたアストロズ戦で大谷が負けじと一発を放ち、再び2本差に突き放した。

 1死一、二塁で迎えた4―0の6回の第4打席でも大谷が快音を響かせた。右腕ダビンの初球カーブを捉えると、打球はやや詰まった当たりとなったが、三遊間を抜けて左前に抜ける適時打。これでリードを5点に広げた。

 この試合2個目の四球を選んで出塁した6―4の8回には足で魅せた。2死一塁から右腕スコットのモーションを完全に盗んでスタートを切ると、余裕を持って二盗を成功させた。

 投手陣は5点リードの6回に4失点。8回にはビジオの4号ソロでリードを広げたが、その裏に2失点して同点。9回に5番手右腕トライネンがアストロズのブレグマンにサヨナラ本塁打を被弾し、まさかのサヨナラ負けを喫した。

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