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【高校野球】東海大大阪仰星、夏の甲子園初出場ならず…7回3失点粘投の壹崎「持っているもの全部出せた」

スポニチアネックス / 2024年7月28日 14時31分

<東海大大阪仰星・大商大高> 先発する東海大大阪仰星・壹崎結 (撮影・亀井 直樹)

 ◇第106回全国高校野球大阪大会決勝 東海大大阪仰星1-3大阪桐蔭(2024年7月28日 シティ信金スタ)

 東海大大阪仰星は1―3で大阪桐蔭に敗れ、初の夏の甲子園出場には届かなかった。

 先発の壹崎晃心投手(3年)は7回9安打3失点と大阪桐蔭打線相手に粘投した。0―3で迎えた8回には味方打線が奮起。2死一、二塁の場面で5番・東村奎汰(3年)が適時二塁打を放ち、1点返す意地を見せたが力尽きた。

 昨夏は4回戦で大阪桐蔭と対戦し、2―10で8回コールド負け。一年越しのリベンジはならなかったが、上林健監督は「壹崎晃にしても、2番手の野本に関しても、去年の夏の大会も大阪桐蔭戦で投げて、ほとんどアウトも取れないような不甲斐ないピッチングをした。敗れはしましたが、それをバネにして1年間やってきたことが形として出せたので成長した姿を見せてくれたんじゃないかな」とねぎらいの言葉をかけた。

 粘投を見せた壹崎晃は、背番号1を背負う弟・結稀(ゆいき)投手とともに全力で駆け抜けた最後の夏。「最後の試合だったので自分の持っているものを全部出そうと思って試合に臨んだ。最後の最後で自分の持っているものが全部出せた。兄弟でここまで来れたのも、結稀がいたから。感謝を伝えて2人で笑って終わりたい」と清々しい表情だった。

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