阿部詩 会場に響き渡る大号泣…まさかの2回戦敗退でパリ終戦 兄・一二三の初戦前に衝撃…連覇の夢消えた
スポニチアネックス / 2024年7月28日 18時16分
◇パリ五輪第3日 柔道(2024年7月28日 シャンドマルス・アリーナ)
女子52キロ級の阿部詩(24、パーク24)が28日、2回戦で世界ランキング1位のディヨラ・ケルディヨロワ(26=ウズベキスタン)に3分4秒、谷落としでまさかの一本負け。2度目の五輪は2回戦敗退でメダルなしに終わった。
初戦で長野出身のカナダ代表・出口ケリーを開始57秒、完璧な大外刈り一本で下した詩だったが、2回戦でまさかの結末が待っていた。
史上初の兄妹同日五輪連覇の期待を背に乗り込んだパリ。兄の一二三が大会初戦となる2回戦を控えている中で世界1位に屈した。開始2分すぎに内股で技ありを奪い有利に試合を進めていたが、3分4秒に谷落としを浴び、まさかの一本負け。その瞬間、畳に突っ伏し号泣。畳を降りても会場に響き渡るほど泣き叫ぶ詩に、会場から「ウタコール」が送られた。
「なかなか心が休まる時間がなく、手術もし、結構突っ走ってきた」と、東京五輪後は駆け足の3年間だった。21年秋に両肩を相次いで手術。通常の4年サイクルなら翌年は休養に充てることができたが、パリで2連覇を達成するため22年の世界選手権出場は必須と判断。そのためにわずか2週間の稽古だけで、同年4月の選抜体重別選手権に出場。1回戦を勝ち棄権したが、満足に筋量も戻せていない中での1勝は、周囲を驚かせた。
昨秋には腰痛を発症。10月に予定していた国際大会出場を取り止めた。年明け以降に2大会を挟めばシード獲得は確実だったが、「シードに入るよりも自分のコンディション面を優先した」と自重。「どこに入ってもいいかなと思っている。結局は全部勝たないと金メダルはないので」と語っていた。そしてノーシードで挑んだ2度目の五輪。詩の「突っ走ってきた」3年間の集大成は、無念の結末を迎えた。
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