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【高校野球】下関国際 2年生エース伊東が力尽く、今夏3回戦から計415球…「この負けを生かさないと」

スポニチアネックス / 2024年7月28日 18時49分

<下関国際・南陽工>最後の打者となり肩を落としてベンチに向かう下関国際の伊東(撮影・杉浦 友樹)

 ◇第106回全国高校野球選手権山口大会決勝 南陽工4―3下関国際(2024年7月28日 山口マツダ西京絆スタジアム)

 1点を追う9回2死一、二塁。下関国際の2年生エースで9番を打つ伊東尊生は打席に立った。

 同点、逆転のチャンスで三振に倒れ南陽工の優勝が決まった。「自分のせいで3年生の最後を終わらせて申し訳ない」と唇をかんだ。

 3回戦の山口鴻城戦は94球、準々決勝の岩国商戦は109球、準決勝の宇部鴻城戦は91球と一人で投げ抜いてきた伊東。決勝もマウンドに上がった。5回まで無安打に抑えるが、4回以外は四球や失策で出した走者を出すピッチングだった。3―1の2点リードの8回。2死から連続四死球でピンチを招きスライダーを打たれ、同点の適時打を打たれた。7番の宮脇に勝ち越し打を浴びた。

 今春から背番号1をつかんだ伊東は今夏415球を投げる熱投だった。秋以降にリベンジの機会は残る。「この負けを生かさないと監督さんや3年生に申し訳ない」と視線を上げた。

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