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阿部一二三“詩ショック”に動じず初戦の2回戦突破 悲劇から42分後に8強進出…妹の敗戦には表情変えず

スポニチアネックス / 2024年7月28日 18時58分

<パリ五輪 柔道>男子60キロ、2回戦を突破する阿部一二三(撮影・平嶋 理子)

 ◇パリ五輪第3日 柔道(2024年7月28日 シャンドマルス・アリーナ)

 詩の分も必ず金メダルを。男子66キロ級の阿部一二三(26、パーク24)が28日、今大会初戦となる2回戦に登場。ベンツェ・ポングラツ(25=ハンガリー)を合わせ技一本で下し準々決勝進出を決めた。

 自身の試合前に悪夢が待っていた。ともに東京五輪から史上初の兄妹同日五輪連覇を目指して走り続けてきた妹の詩が、女子52キロ級2回戦でまさかの一本負け。会場には妹の泣き叫ぶ声が響き渡り、観衆からは「ウタコール」が送られ騒然となった。

 妹の悲劇から42分後。会場脇で詩の敗戦を表情を変えず見届けた一二三は、異様なムードが漂う会場で、自身のやるべきことに集中し強烈なプレッシャーをはねのけた。開始25秒で技ありを奪うと、さらに袖釣込腰でポングラツを豪快に投げ、合わせ技一本勝ち。準々決勝進出を決めると“フウー”と息を吹き出し口を一文字に結んだ。

 妹の分も――。スタンドでは両親も表情を変えず娘の敗戦を見届けた。一二三の負けられない戦いが始まった。

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