【RIZIN】安保瑠輝也 元世界6階級制覇王者をぐらつかせた！パッキャオに大善戦「やりにくかった」

＜超RIZIN3＞パッキャオ（左）に右を見舞う安保（撮影・島崎忠彦）

　◇超RIZIN3　マニー・パッキャオー安保瑠輝也（2024年7月28日　さいたまスーパーアリーナ）

　総合格闘技イベント「超RIZIN3」が28日にさいたまスーパーアリーナで開催された。セミファイナルは元K―1王者の安保瑠輝也（MFL　team　CLUB　es）がボクシング元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ（フィリピン）とボクシングルールに基づいたRIZINスタンディングバウトマッチで対戦。パッキャオをぐらつかせるなど大善戦した。

　RIZINスタンディングバトルルールの3分3R、判定なしの非公式マッチ。グローブは8オンスのものを使用。1R、先に有効打を当てたのは安保だった。綺麗な右ストレートがパッキャオの顔面を捉えた。その後も様子をうかがうパッキャオに対して、安保は左ジャブを生かしながら左右のパンチを当てた。

　2R以降も、安保との体格差に苦戦してなかなか手数が出ない展開が続いたパッキャオ。

　対して安保は2R以降も有効打を打ち込み、3Rにはパンチでパッキャオをぐらつく場面もあったが、倒すことはできず引き分けに終わった。

　試合後に「初めてのボクシングでパッキャオ選手に挑戦を受けてもらって、伝説の選手でめちゃくちゃやりにくかった。よくこの体格差でやるなと思って感動しました」とパッキャオとの対戦を感謝した。

　本来、この試合でパッキャオは、RIZINフェザー級王者の鈴木千裕と対戦する予定だった。しかし右第2中手骨骨折、右第5中手骨骨折が判明して、全治4ヶ月となりドクターストップのため欠場。鈴木の代役として安保が対決することになった。

　「今の心境としては急にこんなむちゃくちゃ大きいチャンスが巡って来て、とてもビックリしているしワクワクしています。鈴木選手が今、ファンに対してすいませんでしたと言いましたけれど、怪我をした状態で先日五味選手と戦って、この状態でファンの人たちも楽しみにしていたと思いますが誰も鈴木選手を責めるような人はいないと思うので、鈴木選手の無念の気持ちも俺が背負って。パッキャオ選手はめちゃくちゃ強いと思います。でも本気で勝つ気で挑もうと思います」と意気込んでいた。