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智弁学園 147キロ右腕を攻略し2年ぶり夢舞台 OB阪神・前川からの激励も励みに

スポニチアネックス / 2024年7月29日 6時33分

<智弁学園・奈良大付>2年連続の夏の甲子園出場を決めた智弁学園ナイン

 ◇第106回全国高校野球選手権奈良大会決勝 智弁学園5ー4奈良大付(2024年7月28日 さとやく)

 智弁学園が、2年連続22度目の出場を決めた。

 最速147キロ右腕の奈良大付先発・岸本佑也(3年)を攻め、4回までに5得点。犠打と犠飛を結びつけて重圧をかけ続け、相手失策や野選絡みで得点を重ねた結果が、好投手攻略につながった。

 「春に天理に負けて一からやり直した結果です」と小坂将商監督。5月6日、春季奈良大会準々決勝で天理に2―8で敗戦。夏まで時間がない。主将の知花琉綺亜(るきあ=3年)は「キツい練習をしなきゃ勝てない。重くて長いバットを1日1200スイング、ときに2000スイング以上こなした。智弁は打つチーム。終わってみればやってきて良かった」と振り返る。

 OBの阪神・前川から届いた「最後の夏、頑張れよ」の激励を伝え聞いた3年生は燃えた。知花主将はイニング終了ごとにガッツポーズでナインを鼓舞。「日本一になるための練習を続けてきた。全国でも一戦必勝です」。憧れのOBが活躍する甲子園に乗り込み、頂点を目指す。 (千田 篤史)

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