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阪神・森下 自身3度目サヨナラ打! 3夜連続のお立ち台の第一声は「ただいま!」チームは月間勝ち越し

スポニチアネックス / 2024年7月29日 5時18分

<神・中>サヨナラ打を放ち、喜びを爆発させる阪神・森下(撮影・北條 貴史)

 ◇セ・リーグ 阪神4ー3中日(2024年7月28日 甲子園)

 阪神は28日、今年の「ウル虎の夏」最終戦となった中日戦で、劇的な延長サヨナラ勝ちを収めた。3―3で迎えた延長11回1死二塁から、森下翔太外野手(23)が左前打。チームは今季6度目のサヨナラ勝ちで、自身3度目の劇打となった。チームは4連勝で「ウル虎の夏」は3年連続で勝ち越し。7月の月間成績を12勝8敗として4月以来3カ月ぶりの月間勝ち越しを決め、30日からの首位・巨人との3連戦(甲子園)へ弾みをつけた。

 森下が延長11回、4時間11分の死闘に終止符を打った。打球が三塁手・高橋周の頭を越え、左翼線に弾む。竜の絶対的守護神・マルティネスから決めたサヨナラ打。仲間から浴びた大量のウオーターシャワーを浴びると、いつもの屈託のない笑顔が輝いた。3夜連続のお立ち台では「ただいま!」と第一声。3試合で12打数8安打(打率・667)、6打点。最後まで主役だった。

 「最初のカードが後半戦で勢いに乗るためにも大切だった。ここを3連勝できたのは凄く大きい」

 先頭の近本が出塁し、2番・中野の犠打で1死二塁。この3連戦で繰り返された手堅い作戦は信頼の証だ。森下自身も、ここで決める準備はできていた。「見ていっても、あのピッチャーは打てない。積極的にいこうと思っていた」。マルティネスの抜けた初球、内角直球を迷いなく強振し、4万2607人のファンを歓喜させた。

 6日に今季初めての2軍降格。昨年も前半戦は1軍と2軍を行き来していただけに、「もうあそこは経験しなくていい」と決意して迎えたシーズンだったが、またも悔しい思いをしてしまった。それでも、ここで下を向かないのが森下。「絶対オレが必要な時が来るはず。その時に、しっかり結果を出せるようにしないといけない」。沈んでいる時間はなかった。酷暑の中でバットを振り続け、右翼で白球を追いかけた日々は無駄ではなかった。

 「前半戦の悔しい思いを、思い切りぶつけたかった。しっかりファームで練習を積んだ時間が、結果につながった」

 これでチームは4連勝。3カ月ぶりの月間勝ち越しも決めた。あす30日から、3・5ゲーム差で追う首位・巨人との3連戦を控える中、「この中日戦を3連勝で勝ちきった方が、勢いが止まらずに(巨人戦に)行ける。この3戦目はより大事になる」と意気込んでいた男が自らのバットで有言実行した。「(巨人戦も)勝たないと意味がないと思うので、勝ちにこだわってやりたい」。2戦連続V打と猛打賞をマークした2年目の若虎が「3番・右翼」に座る今、首位奪還も遠くない。 (松本 航亮)

 ○…阪神のサヨナラ勝ちはソフトバンクと並ぶ両リーグ最多の6度目。森下は今季初のサヨナラ打で、23年5月20日広島戦9回=単打、同7月12日DeNA戦9回=犠飛に続く通算3度目。

 ○…阪神は今季の「ウル虎の夏」を4勝2敗(広島戦1勝2敗、中日戦3勝)とし、3年連続4度目の勝ち越し。4月16~18日巨人戦のユニホームお披露目も2勝1分けで勝ち越しており、イベント初年度の13年以降、両方で勝ち越したのは22年に続く2度目。

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